1万人を教えて分かった「子どもが読書にハマる仕掛け」とは? 東大発で話題の1冊から「2つのコツ」を公開
カリスマ予備校講師の林修先生に“クイズ王”の伊沢拓司さん、あるいはノーベル賞を受賞したエラい人たちなど、勉強ができる人の多くは「読書の大切さ」を口にする。わが子も自発的に本を読んでくれればいいのだが、実際には動画とゲーム三昧。このままでは夏休みの読書感想文も苦労しそう……。 そんな親の悩みを解決に導く1冊が話題だ。東京大学在学中に起業し、読書の楽しみをオンラインで伝える子供向けの習い事「ヨンデミー」代表の笹沼颯太さんの著書『東大発! 1万人の子どもが変わった ハマるおうち読書』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)では、普段は動画ばかり見ている子どもでも読書好きになれる方法が40以上も明かされている。 読書を習慣づけるにはどうしたらいいのか、また「読み聞かせ」は子どもが何歳になるまで行うべきなのかという、多くの親が抱く疑問についても丁寧に解説している。 累計会員1万人を超えるヨンデミーだからこそわかった、子どもが読書にハマる仕掛けを同書から2つみていこう(以下、引用はすべて『ハマるおうち読書』より)。 ***
読書の習慣付けにはタイミングが重要! 「~の後に読書する」と決める
たとえ小さなステップであっても、新たなアクションを習慣に組み込むのは難しいものです。 そこでおすすめしたいのが、すでに定着している習慣を起点にして、「~の後に読書する」と決めること。 このときポイントとなるのは、後ろに付け加えるということ。 たとえば「夕食の後に本の話をする」「歯磨きの後に本を読む」というように、すでに定着している習慣とセットにして、後ろに付け加えるようにしてください。 習慣を起点にしない場合は「20時から10分間は本を読む」と決めてリマインダーアプリを設定し、アプリからお知らせがきた後に読むというのもいいでしょう。 そうすることで、「空いた時間ができたら読む」といった曖昧な設定をしたり、「寝る前に読む」というように、すでにある習慣の前にプラスしたりするよりも実践しやすくなるはずです。 できることなら、こうした小さな読書習慣を、普段の生活の中にできるだけたくさん取り入れてみてください。 食事の後や歯磨きの後、入浴の後など、あらゆる習慣の後に読書タイムを付け加えていくといいでしょう。
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