日本デフ陸上、19歳の石本龍一朗が400障害で優勝「JAPANのジャージー着てみたい」
聴覚障害のアスリートが競うデフ陸上の日本選手権は1日、東京・駒沢オリンピック公園総合運動場で最終日が行われ、男子400メートル障害は石本龍一朗(岡山大)が56秒45で優勝した。
19歳の石本は「来年2月に20歳の誕生日を迎えるので、自分に優勝というプレゼントをあげたいと思っていたので良かった」と喜んだ。
先天性難聴の石本は中学時代に陸上を始めたが、デフ競技に取り組んだのは大学生になってから。来年のデフリンピック東京大会出場を目標にし、「『JAPAN』と書かれているジャージーを着てみたい」と笑った。
今回の日本選手権は海外選手も参加する「世界国別・地域別対抗選手権」と同時開催されている。選手権の男子200メートルは今年7月の世界選手権(台湾)で銅メダルだった山田真樹(渕上ファインズ)が22秒13で2位だった。