総走行距離は33万km! 水色のアルファロメオ GT1600ジュニアは月を目指す?──ハッサンの「ワカモノ旧車オーナー探訪記」Vol.01
かつて若者といまの若者
大学卒業後、家の近くの個人商店(高校時代の友人の父親が経営)でアルバイトをしながら自動車雑誌のエディター/ライターになるチャンスを窺い、27歳のときに趣味系雑誌をたくさんリリースしている出版社の契約社員になることに成功。 アルバイトで貯めたアルファロメオ貯金と出版社の給料と合わせたら軍資金が200万円ほどになったので、すぐさまアルファロメオを購入したが、稀少なジュニアZは維持するのが大変そうなのでGT1600ジュニアをチョイス。このときに買った1974年式のクルマのボディカラーを赤→白→水色にチェンジし、いまでも乗っているのであった。 マーチターボを売って、GT1600ジュニアを買ったので、オンタイムもオフタイムも旧いアルファロメオに乗るというカーライフが27歳のときにスタートしたが、あれから26年という月日が経過し、かつては若者だった筆者も53歳になってしまった。 現在、ウレシイことに息子・娘世代の旧車オーナーが増えているので、水色号で訪問し、27歳のときの気持ちを思い出しながら彼ら彼女らのリアルな声をお伝えすることにしよう。 ライター/エディター 高桑秀典|Hidenori TAKAKUWA 1971年、東京生まれ。デジカメの大幅な性能向上により自ら写真も撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。愛車は1998年、27歳のときに買ったアルファロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、往年の日産車も大好きなので長男の名は「国光」。
文と写真= ハッサン(高桑秀典)