仕事に飽きてしまったときの対処法は?|キリン公式note責任者が語る「続けるための秘訣」
仕事に飽きないための、次なる打ち手とは
■ [マイルール4] ルールは則るのではなく、創造する 自分のことを飽きっぽい性格だと語る平山氏。飽きが来ないように自分に課しているミッションもあるという。 ┌────────── ルールに則って穴埋め問題に回答するように仕事をするのではなく、どうせ働くなら自分でフレームを1個つくるくらいのスタンスで取り組もうと心がけています。フレームをつくるという姿勢を持つと、自然と仕事の解像度が上がっていくんです(平山氏) └────────── 公式noteには社内から多くのオファーが寄せられ、さまざまな役割が増えている。そのうえで、平山氏はオウンドメディアの一歩先を見つめている。 ┌────────── コロナ禍を経て、学びやテーマに人が集まっていることを感じています。そこで、複数の大手企業と連携して『大人の学び場』のような接点をつくることを構想しているところです。たとえば、『フードテック』というテーマであれば、業界のオピニオンの方をお呼びしながら、同じような取り組みをしている企業さんと近い未来を語り合うこともできると思っています。市場としては競合でも、未来に視点を移せば共創ができる。いわばオウンドメディア連合をつくろうとしています(平山氏) └────────── こうした動きを思いついたのは、オウンドメディアの新たな展開を考えていたときに、各社がそれぞれのメディアで実は近しいメッセージを発信していることに気付いたからだ。声をかけた他社にはその課題意識が伝わり、連携は実現に向けて動き出している。 ┌────────── 日々新しいオウンドメディアは増えていますが、多くの課題を抱えています。我々のメディアももちろん、何かしら手を打たなければジリ貧になるのではないかという危機意識があります。私はオウンドメディアの本を書いたりもしたので、ともすれば先生的な立ち位置として声をかけられることもある。とはいえ、本で書いた時点では見えなかった問題は山積している状態で、現状に満足してしまうことはリスクになると思っています。だからこそ、新しいことに挑戦して、たとえ失敗しても自分を追い込みたいのかもしれません(平山氏) └────────── 最後に、今後の展望について平山氏に聞いた。
┌────────── 直近の課題は、オウンドメディアの取り組みがどうしても属人的になっているので、インハウスエディターを教育していくことです。編集スキルについては学べる場が他にもあるので、オウンドメディア担当者としての心構えや視点についてまとめているところです。また先述したように、コロナ禍を経て『場』の重要性が増しているので、何かしらの形でコミュニティや場づくりもしていきたいです(平山氏) └──────────