仕事に飽きてしまったときの対処法は?|キリン公式note責任者が語る「続けるための秘訣」
┌────────── 席を奪い合うのは性分に合わなくて『席をつくる』という意識でいます。空いている席がなくても『ここにも席が必要なんじゃないか』と考えて、小さな椅子かもしれないけど自分でつくってしまうんです(平山氏) └──────────
■ [マイルール3] 足は内側に、目線は外側に オウンドメディアのイベントに登壇したり、副業として企業のコンサルティングを手がけたりする平山氏がよく相談されるのは、オウンドメディアの企画や運営の難しさだという。そんなとき、平山氏が伝えているのは「足は内側に、目線は外側に」もつことだ。 ┌────────── オウンドメディアを運営するには、会社が目指している方向性や課題への合意形成をしっかりと行うことが重要です。ただ、課題を解決するヒントは、実は社外で見つかることが多いんです。だから、軸足は社内に置きながらも、目線は常に外を見ておくことが大事です。会社に対して愛をもちながらも、俯瞰的に自社を見る冷静な視点ももつ。すると、パーパスやMVVのようなきれいな言葉だけでは表わせない、会社の人格が見えてくるはずです。 きれいに括られた言葉には、そこに至るまでにプロセスがあるわけです。そのプロセスを想像する視点をもつことを忘れないようにしています。その言葉に決定した裏側と、きれいな言葉の間にあることに会社の個性があります(平山氏) └────────── また、「オウンドメディアを継続して運用していたとしても、アプローチや切り口はいくらでも変えられる」と平山氏は言う。たとえば、公式noteで最近連載している「晴れ風ができるまで~若手従業員の挑戦~」は、「晴れ風」というブランドの訴求のように思えるが、実は「キリンで若手が活躍していることを伝えたい」という人事部からの要望から生まれた。
┌────────── オウンドメディアという名前は発信の場所を指しているだけなので、さまざまな役割をもつ場にしていきたいと思っています。表面上のアウトプットはオウンドメディアを継続しているように見えるかもしれませんが、裏側では全然違うアプローチをしているんです。キリンに勤めて5年が過ぎていますが、いまの仕事は全然飽きないです(平山氏) └──────────