「あれ、今生きてるよね?」これまでの“人生ベストワンの虹”に山形県で遭遇。圧倒的なダブルレインボーが「生で一回は見てみたい」と10万いいね
「マジですげぇ」「いいことありそう」こんなコメントが相次いだ虹の写真が話題になっています。 【全体像を見る】「まじですげぇ」と話題に!山形県で撮影された「人生ベスト」の虹 撮影者自身も「これまで見たこともない感動的な虹に出会い、なかなか興奮が冷めませんでした」と話すほど、幸運に幸運が重なった写真をご紹介します。
11月9日、写真をX(旧Twitter)に投稿したのは、秋田公立美術大学の教員で写真家の草彅裕さん(@yukusanagi)です。 草彅さんは同月8日、山形県新庄市の国道13号線沿いで写真を撮影。「山形でたぶんこれまでの人生ベストワンの虹に遭遇しました」とコメントを添え投稿しました。
収穫が終わった田園地帯をまたぐように大きな虹がかかっているというもの。虹の上にはさらにもう一つ薄く虹がかかるダブルレインボーという現象がはっきりと撮影されています。 草彅さんいわく、秋田県へ帰る途中に偶然この虹に遭遇したといいます。「今この瞬間にも虹が消えてしまうのではないか」という焦りを感じながらベストポジションへ走り撮影すると、直後に太陽が雲に隠れ虹は姿を消したのだとか。
多くの幸運が重なって撮影された美しい写真にSNSでは、 「まじですげぇ」 「いいことありそう」 「パーフェクト」 「生で一回は見てみたいな、こんなの」 「虹も素敵なんだけど、稲刈り後の田んぼと田んぼに映る影や薄暗い空と雲☁️、すべてがとても素敵です✨」 と、多くのコメントが寄せられ、10万件以上の“いいね”が寄せられました。
撮影した草彅さんにお話を聞いてみました。
――この虹には、たまたま遭遇したのでしょうか? 撮影した当日のエピソードを教えてください。 「15時30分ごろ、山形から秋田へ戻る道中に鮮やかな虹が出ていることに気が付き、車を降りて近くの農道へ入り撮影しました」 「今この瞬間にも虹が消えてしまうのではないかという焦りと緊張感もありましたが、虹と黄金色に輝く田園、私自身の影がバランスよく重なるポイントへ直感的に走りました」 「『まだ消えないでくれ!』と祈りながら、虹の鮮やかさが最高潮に達した瞬間をベストポジションで撮影することができました。直後に太陽が雲に隠れ虹も消えてしまったので、写真に収められたのは本当に幸運だったと思います」 ――幸運がいくつも重なったのですね! この虹を撮影できたとき、どのようなお気持ちでしたか? 「一瞬『あれ、今生きてるよね?』と思うような、これまで見たこともない感動的な虹に出会い、なかなか興奮が冷めませんでした。撮影の満足感も合わさり、何か良いことが起きそうな幸せな気持ちになれました」 ――撮影機材を教えてください。 「カメラは『CANON EOS R5』、レンズは『RF14-35mm f4 l is usm』です」 ・・・・・ 草彅さんは、秋田県仙北市にある一級河川「玉川」を題材にした写真集『水を伝う 玉川毒水』(クレヴィス社)などの著書で実力を発揮しています。 自然現象の一瞬を切り取った美しさが、どれも見とれてしまう魅力にあふれていますね。
BuzzFeed Japan