石破総理 長野で〝厳戒演説〟 聴衆1200人が手荷物検査とボディーチェックを受ける【長野】
候補者の応援のため17日、長野入りした石破総理。 石破総理の来県で目を引いたのが、ものものしい警戒態勢です。 abnのカメラもその様子を捉えました。 ■記者 「石破総理の会場入りまで、まだ1時間以上あり、一般の聴衆の姿はほとんどない。ただ、もう手荷物検査場が配置されていて、さらに会場は相当数の警察・警備関係者が取り巻いている」 実際に一般の聴衆が会場に入ると、まず、手荷物検査から始まります。 飲み物は、危険物でないかどうかを確かめるため、その場で、一口飲んでもらうという厳戒態勢。 さらには、金属探知機によるボディーチェック。 それを通過するとようやく会場に入ることができますが、上から見た映像で分かる通り、1200人の聴衆がぎゅっと、1カ所に固められた形です。 ■80代男性 「それはしょうがない。総理が来たんだから。それはしっかりしないと駄目。今までのこともあるから」 ■30代女性 「最初来た時に怖いなと… こういう風にしないと前の事件もあったので」 2016年、当時の安倍総理が長野市で遊説した時の映像です。長野駅の善光寺口前で、大勢の人に囲まれながら支持を訴えていました。 しかし、安倍元総理は2022年7月、奈良市内で街頭演説中に銃撃されて死亡。 さらに去年4月、当時の岸田総理が演説していた和歌山市の会場で爆発事件が発生。 これを踏まえ、閣僚級政治家と聴衆との間は全国一律で「相当の距離を確保する」ことになりました。 今回は距離確保のため、長野駅の善光寺口ではなく、東口の公園に変更されたということです。