侍ジャパン・高橋宏斗、米国斬る! 2次リーグ初戦で先発へ、23年WBC続いて今年はスターの卵たちをたたきつぶす
野球の国際大会「ラグザス presents 第3回 プレミア12」で1次リーグを突破した日本代表「侍ジャパン」が19日、台湾から成田空港に到着した。21日から東京ドームで始まる2次リーグの初戦・米国戦では高橋宏斗投手(22)=中日=が先発すると予想される。将来のメジャーのスター候補軍団斬りで、決勝進出への弾みをつける。 負けなしの5連勝で1次リーグ突破を決めた侍ジャパン。21日からは戦いの場を東京ドームに移し、上位4チームによる総当たり戦が始まる。1次リーグの勢いをつなぐための大事な初戦。先発マウンドを託されるのは高橋宏が濃厚となった。 「前回の登板は特別、状態が悪かったわけではありません。体に張りが出たので、そこはしっかり取ることを優先して過ごしました」 大会初登板は15日の韓国戦(台北ドーム)。国際大会初先発で4イニングを7安打2失点だった。今季は1本しか打たれなかった本塁打を浴び、同点のまま降板。登板後は「まずは疲労を取ることが第一」とコンディションを整えることに重きを置いてきた。開幕戦の先発を任された井上が18日に登板しただけに、21日に中5日以上で投げられる先発投手は高橋宏のみ。竜の若き右腕が2次リーグの先陣を切ることになりそうだ。 相手の米国代表には将来のメジャー候補生がそろう。24歳のシンプソン(レイズ傘下)は、大会前にはMLB公式サイトで「今大会注目の8選手」との特集記事でいの一番に名前を挙げられた有望株。今季はマイナーリーグで110試合に出場し、脅威の104盗塁を記録した快足の持ち主。今大会も1番で打率5割5分、6盗塁とリードオフマンとしての役割を果たしている。 23歳の2番・ショー(カブス傘下)は昨年のドラフトで1位指名され、今季はマイナーで21本塁打、31盗塁。今大会でも1次リーグは全選手中でトップの打率5割7分9厘、12打点を残した。4番・ワード(ドジャース傘下)は今大会最多の4本塁打と怖い打者が続く。
中日スポーツ