40年目を迎えた大ベテランが“奪回”なるか 2年9か月ぶりタッグの伏兵とJRA最年長重賞V狙う
大ベテランが奮起するか。58歳の柴田善臣騎手が、関屋記念(3歳上・GIII・芝1600m)のタイムトゥヘヴン(牡6、美浦・戸田博文厩舎)でJRA重賞最年長勝利記録を狙う。 【写真】柴田善臣騎手と2年9か月ぶりコンビのタイムトゥヘヴン 柴田善臣騎手は85年にデビュー。JRAでは現役最年長の58歳。JRAで重賞96勝を含む、現役3位の2330勝を挙げている。21年にはレパードSをメイショウムラクモで制覇。岡部幸雄元騎手の54歳0カ月31日を抜き、55歳0カ月10日でJRA重賞最年長勝利記録を更新した。しかし、その後に横山典弘騎手に抜かれ、現在の記録は56歳4カ月29日。レース当日に58歳0カ月13日の柴田善臣騎手が勝てば記録奪回となる。 今回のパートナーはタイムトゥヘヴンだ。近走は勝ち負けに加われていないが、前走のエプソムC(15着)を除けば、決して大崩れしていない。ラストは確実に脚を使えるので、前崩れの展開になれば上位進出も可能だろう。柴田善臣騎手は21年11月のキャピタルS(8着)以来、実に2年9カ月ぶりのタッグだが、同年の富士Sでは3着に食い込んでいるように相性は悪くない。人馬ともに健在をアピールする激走を期待しよう。