関電が金品受領で再び会見 事後レク(全文4)持ち込む金品が常識外れ
近傍地の基準地価格などを見た上でまとめているのか
NHK:NHKの【タニカワ 05:08:40】です。先生にお聞きしたいのが、12ページの特命発注分の工事のところがあると思うんで、ちょっと見ていただきたいんですけども。例えばなんですけど、これは例えばの話で聞いています。一番下から2行目とかで、単位面積当たりの単価を幾らで買いましたなのか、借りましたなのか、ちょっと、算定しました、合意に至りましたという話があるんですけども、こういったものっていうのを基に、先生は特に異常はありませんという結論付けになさると思うんですが、大本のデータである、つまりこの近傍地の基準地価格とか、どうしてこの価格にしたっていう、その根拠まで皆さん、調査委員会の方っていうのは見た上で調査の結果をまとめてるのか、もう関電の方から上がってきた数字だけ見て、それで判断されているのかっていうのは、どういった調査をしていたのかなというのを知りたいんですが。 小林:端的に言えば関電の人の調査、報告を信用しました。信頼ができるものだとは思いました。 NHK:そうしますと、もうこういう根拠で、この積算なり人件費も普通に、ほかと比べたりとか、さらなる調査をご自身で判断してなさるとかっていうことは一切されなかったと。 小林:そこまではしてません。
言われるがままの数字で結論が出るのか
NHK:そうすると客観性という意味では、調査委員会というと、まるでいろんな事例を調査委員の方が調べてやってるものだと世間、私はちょっと思っていたんですけども、もう言われるがままの数字を見て整合性が取れるねということで結論が出るという、そういうものだったんですか。 岡田:ちょっと事務局から申し上げます。ここのところはなんらかの単価といいますか、月額の料金を設定した、このプロセスのところでございますね。プロセスのところが社内ルールに基づく適正なものかどうなのかと、こういった観点で調査をしたということがございます。具体的には先生のご指導の下で、関電の原子部門じゃない部門のスタッフと関係書類等を確認いたしまして、こういったもので算定されてるプロセスを確認したということでございます。ご指摘のように、それ以上、じゃあ今から考えて、さらにいろいろ、もっとこういう単価でしかるべきだったんじゃないかという、そのところからでございませんで、プロセスのところを確認して、それを先生にご説明して、こういった評価ということでございます。 NHK:要は今回の調査報告書っていうのが、吉田開発に偏ったわけじゃないんだよというところは、ある程度、明確になってるような気が私はしてるんですけども、工事の金額というところではものすごく曖昧な報告になっているように感じておりまして、先生はそこには疑問は感じられなかったですか。 小林:いや、感じませんでした。別に関電のご報告のとおりなんだろうと思いました。少なくとも今回の問題になった金銭がそういう単価に影響を及ぼしたっていうような、そういう事象はまず考えにくいなというふうには評価しました。 NHK:ありがとうございます。 司会:よろしいでしょうか。じゃあこの列、お2人ですね。