大谷翔平”記録ラッシュ”の「3、4月」 ゴジラ超えや節目の安打に盗塁 打球速度で自己最速を記録
MLBドジャースの大谷翔平選手が“記録ラッシュ”の「3、4月」を終えました。 オフにエンゼルスから大型契約でドジャースに移籍。右肘の手術により打者専念となる今季は、ここまで32試合全てにスタメン出場。打率.336、7本塁打、19打点、OPS1.017と期待にたがわぬ数字を残しています。 【画像】記念すべき移籍第1号を放ち仲間にひまわりの種で祝福されたドジャースの大谷翔平選手
■開幕戦で“走って”いきなり出た節目の記録
最初の記録は、3月に韓国ソウルで行われたパドレスとの開幕戦。日米を通じて初対決となったダルビッシュ有から、第2打席にライト前へ今季初ヒットを記録。すると直後の、初球に盗塁を成功させ、日米通算100盗塁に到達しました。現在5盗塁(失敗0)を重ね、メジャー通算100盗塁までも残り「9」となっています。
■ゴジラに並んだ日に“Wメモリアル” メジャー日本人最多本塁打も達成
開幕から8試合ホームランがありませんでしたが、4月4日(日本時間)ドジャース本拠地でのジャイアンツ戦で待望の一発。今季9試合目、41打席目で移籍後初のホームランを放ちます。 そして、13日のパドレス戦では、第1打席に松井秀喜氏が持っていたメジャー日本選手歴代最多通算175本塁打に並ぶ4号アーチ。さらにその試合の3打席目ではレフト線へのヒットで、日米通算1000安打に到達。ダブルでメモリアルな1日となりました。 そして22日のメッツ戦では、今季5号アーチとなるメジャー通算176本目のアーチを放ち、日本選手歴代本塁打記録を更新。開幕直後はなかなかホームランが出ませんでしたが、4月のホームラン数7本はア・リーグのホームラン王になった昨季と同じ本数です。
■「感覚的にも人生のなかでもトップクラス」自身も納得する驚異の“打球速度”
大谷選手自身も手応えを口にしたのは24日のナショナルズ戦。第5打席に、137キロのスプリットを完璧にとらえると、打球はライトスタンド2階に飛び込む6号ソロホームラン。飛距離137メートルで打球速度は118.7マイル(約191.0キロ)でした。この打球には「感覚的にも人生のなかでもトップクラス」だと振り返りました。 すると、その4日後には、さらに驚がくな一打。ブルージェイズ戦で花巻東高校の先輩である菊池雄星投手から119.2マイル(約191.8キロ)のヒットを放ち、自己最速の打球速度を記録。今季メジャー全体トップの数字をたたき出しました。