【有馬記念2024】有馬といえばサイン馬券!今年の出来事からレースを予想
12月22日、中央競馬の1年の総決算、第69回有馬記念(G1)が開催される。 ここでは、2024年に起こった出来事から連想されるレース予想、いわゆる『サイン馬券』をいくつか紹介する。 【動画あり】香港カップは最内枠から好スタートを切って好位につけたロマンチックウォリアーが最後の直線でも余裕の手ごたえ!2着はリバティアイランド、3着にタスティエーラ
有馬記念とサイン馬券の関係性
中央競馬の1年の総決算であること、競馬界のお祭り的レースであることから、有馬記念のレース予想ではその年起こった出来事に馬番や馬名、騎手名を結びつける手法が競馬ファンの間で親しまれている。 有名な有馬記念のサイン馬券の例を挙げると、2014年の有馬記念では元プロ野球選手・監督の長嶋茂雄が中山競馬場に来場。レースではジェンティルドンナが自身の引退の花道を見事勝利で飾ったが、なんとジェンティルドンナは誕生日が長嶋と同じ2月20日であったという。 日本漢字能力検定協会が毎年公表している「今年の漢字」も予想によく用いられており、とりわけ『金』はサイン馬券につながったというエピソードが多い。過去に「今年の漢字」に『金』が選ばれたのは2000年、2012年、2016年、2021年で、この4年の有馬記念は全て1番人気の馬が勝利している。また、2012年の優勝馬はゴールドシップ、2016年の優勝馬はゴールドアクターで、馬名も注目要素と言えそう。なお、2024年の「今年の漢字」にも『金』が選ばれている。
有馬記念の『サイン馬券』予想
普段は出走馬の特徴やデータを参考に予想を行なっている筆者だが、前述の通り意外な的中例も少なくないのがサイン馬券。今回は今年の出来事、中でもスポーツシーンに注目し、予想に活かせそうな要素をピックアップしていく。
偶数年に箱根駅伝を制している青山学院大学
年の初めの風物詩といえば箱根駅伝。今年は青山学院大が大会新記録の総合タイムを記録し、第100回のメモリアルイヤー開催で総合優勝を果たした。競馬と同じくスピード・スタミナ・ペース配分が要求される箱根駅伝からは強力なヒントを得たいところ。青山学院大の監督を務める原晋はインタビューで競馬や馬術に絡めたコメントをすることもあり、意外にもサイン馬券に向きそうなファクターと言えそうだ。 青山学院大は偶数年に箱根駅伝を制することが多く、過去7度の総合優勝のうち実に5回が偶数年のもの。青山学院大が箱根駅伝を制した偶数年の有馬記念の優勝馬を見てみると、2016年サトノダイヤモンド、2018年ブラストワンピース、2020年クロノジェネシス、2022年イクイノックスと全て負担重量55キロの馬、つまり3歳牡馬か古馬牝馬が制している。2023年に負担重量の引き上げがなされたためこれらの馬は現在56キロを背負うことになってはいるが、今年の有馬記念はダノンデサイルとアーバンシックが3歳牡馬、スターズオンアースとスタニングローズが古馬牝馬に該当。この4頭は人気どころでもあるため注目は必至だ。