中学生の息子が「クリスマスプレゼントでPS5がほしい」と言いますが、高くて買えません……。そもそも何歳までプレゼントをあげるべきなのでしょうか?
多くの子どもたちにとって、クリスマスは特別なイベントの一つです。ケーキや飾り付け、街の雰囲気などが子どもたちの気持ちを高ぶらせます。 特に、クリスマスプレゼントを待ち望んでいる子どもは多く、どんなクリスマスプレゼントがもらえるのかで頭のなかがいっぱいでしょう。一方、親目線では何歳までプレゼントをあげるべきか悩む方も多く、プレゼントの相場も気になるところです。 そこで、本記事ではクリスマスプレゼントを何歳まであげるべきか、費用相場も含めて解説します。
プレゼントをあげるべき年齢
根本的に、クリスマスプレゼントをあげるべき年齢、つまりはあげることを止めるタイミングに決まりはありません。各家庭の教育方針などによるといえるでしょう。 楽天グループ株式会社が運営する「Mama’s Life」が行ったアンケート(調査期間:2023年9月、回答者:1000人)によると、「何歳までにクリスマスプレゼントをあげる予定か」という問いに対し、未定という回答が最大数である一方で、具体的な回答のなかでは小学校高学年が25.6%と、全体の4分の1を占める最も多い結果になりました。 この結果からは、12歳までは子どもにクリスマスプレゼントをあげる家庭が多いといえます。 対して、中学生という回答は14.6%、高校生が13.1%と低くない結果である点を考慮すると、一概に「プレゼントをあげるのは12歳までにするべき」とはいえないでしょう。 また、社会人になってもクリスマスプレゼントを贈る家庭もあるかもしれません。社会人になると家族との関係性が希薄になりがちですが、プレゼントを贈る行為はコミュニケーションを取るきっかけの一つになります。 ただし、子どもの頃とはプレゼントの中身が変わります。社会人生活で役立つ品を贈れば、喜ばれるのではないでしょうか。
クリスマスプレゼントの予算相場
同アンケートによると、クリスマスプレゼントの予算相場を3000~5000円とする回答が最も多く、32.6%でした。 次に多かった回答は30.4%を集めた5000~1万円で、全体の6割を超える多くの家庭が予算相場を5000円前後に設定していることが分かりました。 ただし、予算相場は子どもの年齢によって異なるでしょう。子どもが成長するにつれて、ほしがるプレゼントの内容も変化するからです。 年齢別のアンケートでは、0~6歳にあたる未就学児は3000~5000円という回答が34.4%で最も多く、次いで多かったのは5000~1万円で25.4%でした。 小学生では5000~1万円が35%と最も多く、未就学児の結果と比較すると予算相場が上昇しています。しかし、3000~5000円という回答も33.6%と多く、5000円前後が相場と考えられるでしょう。 中学生では5000~1万円が37.9%で最も多く、次いで多かった3000~5000円は25.7%とある程度の差があることから、小学生と比べるとさらなる相場の上昇がうかがえます。中学生になると、ゲームを筆頭とする電子機器やブランド物の洋服など、プレゼントの内容が高価になりがちな点が相場上昇の理由の一つでしょう。 なお、PS5の価格は標準モデルで約8万円なので、高すぎると感じる家庭は多いでしょう。子どもに高いと説明をしても諦めてくれない場合は、成績が上がったらなど目標を決める、お手伝いを多くしてもらう、お年玉やお小遣いから費用の一部を負担させるなど、約束をしてもよいでしょう。