[Pro Shop インストール・レビュー]BMW X1(日隅伸逸さん)by イングラフ 後編
さらにこのクルマにはセンタースピーカーにもイートン・コアのミッドレンジであるコア80がインストールされている。こちらは純正のグリル内にインナーで納められているのでダッシュ上は非常にスマート。センタースピーカーよる音響的な効果もうまく引き出したサウンド調整で明確な立体音像を生み出しているのもこのクルマの美点だ。
◆ダイレクター・マウントのワンオフなど、車内の使い勝手とデザイン性の融合も見どころ
調整能力と基本のサウンドをグレードアップするためにDSPにブラックスDSPを導入したことは前編でもお伝えした通りだが、操作部&表示部であるダイレクターの取り付けも見どころ。センタークラスターの下部にベースパネルをワンオフ加工して、ここにダイレクターをビルトインする構造。ダッシュ形状と違和感のないラインを持ちインテリアに溶け込んでいるのもさすがのデザイン力だ。
オーディオプレイヤーにはウォークマンNW-WM1ZM2を用いる。サウンドには豊富な情報量を大切にするオーナーなので、プレイヤーのクオリティにも徹底してこだわる。高品質な音楽信号を送り出すことで充実のシステムをフルに機能させている。
ベース車選びから音響的に優れたクルマを厳選したオーナーの日隅さん。そうしてチョイスしたのがBMW X1だった。そこにイングラフのデモカーで実績のあるシステムを投入して、体験済みの好みのサウンド手に入れることになった。ここまでのハイエンドなシステムを完成させたBMW X1だが、オーナーは「スピーカーを1ウェイ追加したい」とさらなる高音質を目指すスタンス。完成形はまだ先にあるこのクルマ、今後の進化も楽しみな一台となった。
土田康弘|ライター デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。
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