最高級車ズラリで外国人観光客も熱視線 圧巻の光景に「なんだこれ、すごいな」
『Rolls-Royce and Bentley Owners’ Club of Japan』主催 新年会で和気あいあい
世界の最高級ブランド車が大集合、ゴージャスなオーラを放った。ロールス・ロイスとベントレーのオーナーたちで組織される『Rolls-Royce and Bentley Owners’ Club of Japan』主催の定例カーイベントが5日、横浜赤レンガ倉庫で執り行われた。 【写真】「こんなに並んでいるのはすごい」…最高級ブランド車ズラリの圧巻の光景 お正月連休の最終日。超が付くほどの豪華な総勢39台が駆け付けた。戦前のモデルをはじめ、ロールス・ロイスは“花形”のオープンカーであるコーニッシュ、シルバー・スパー、ファントム。ベントレーは、コンチネンタルRやターボRL、ベンテイガなど、多彩な顔触れだ。全車両が丁寧にピカピカに磨かれ、青空の下で光輝く。 観光客が次々と足を止めて、思わず「なんだこれ、すごいな」と仰天。お気に入りの1台の前で記念撮影をするなど、極上のセレブ空間に酔いしれた。 多くのインバウンド客の姿も。日本旅行を楽しむカナダ人の老夫婦は、横浜観光中にたまたま立ち寄った。「こんなにロールス・ロイスが並んでいるのはすごいね! 非常に興味深いよ」と驚嘆。ホンダ・インテグラに乗っている「日本車好き」の息子に、日本で偶然に出会ったいい思い出を伝えようと、熱心にスマホで写真を撮っていた。 ロイヤル・ブルー色がセレブ感を際立たせる、1996年式のロールス・ロイス シルバースピリット。同クラブ会報誌の編集委員長を務める川邉政実さんがオーナーだ。左ハンドルで、同年に31台しか製造されていないという激レア仕様。全長は5メートル31センチで、「“最後のショートボディー”と呼ばれているんですよ。当時のオリジナルそのままを維持しています」と熱く語る。 ダッシュボードの上にチャールズ国王の人形を飾り、ワンポイントで英国を感じさせる粋な計らい。それも、「日本で売っていなくて、通販でも手に入らないので、イギリスで買いました」というから、こだわりように驚きだ。 2016年にベントレーのフライングスパーを新車で買い、クラブに加入。仲間からの勧めもあり、「古い車に目覚めました」。レアモデルの愛車シルバースピリットは2年前に手に入れた。中古市場にもなかなか台数が出ないといい、「見つけたその時、1回1回の機会が大事なんです。この車はまさに巡り合いだと思っているんですよ」と笑顔を見せた。 RR&Bオーナーズクラブは、細部にこだわった職人技に魅了された全国のオーナーたちが親睦を深めている。横浜赤レンガでのイベントは、ファンや愛好家が心待ちにしている定例行事となっている。この日は“新年会”としておしゃれランチも楽しんだ。新会員も加わって活動は充実しており、涌井清春・名誉会長は「こうして新旧のロールス・ロイスとベントレーがそろい、みんなが『いいクラブだな』と実感していると思います。本当に素晴らしいことで、これからのさらなる発展を願っています」と目を細めた。
ENCOUNT編集部/クロスメディアチーム