【闘病】ドクターショッピングの末にわかった「クローン病」 なんで自分が…
ストレスを溜めず、好きなことをして健康に過ごすことが治療
編集部: 治療開始後の生活の変化も教えていただけますか? ナオコさん: 入院中は絶食期間もありましたから、その分食べられることに喜びを感じていました。 今ではたばこも完全にやめ、お酒もほとんど飲まなくなりましたが、その代わり、甘党になって退院後はご飯やおやつをたくさん食べ、エレンタールも飲んでいたため、肝機能の数値が一気に上がってしまいました。 脂肪肝になってしまい、今でも肝機能の数値は上がりやすいので、炎症の程度を示すCRP値よりも肝機能のほうを注意している状態です。日頃から甘いものと食べ過ぎによるカロリーオーバーには気を付けつつ、適度に運動して太らないようにしています。 編集部: ナオコさんが治療中に心の支えにしていたもの、支えになったものは何ですか? ナオコさん: 退院後にしたいという想い、食べたいものを考えること、あとは友人や家族の支えも大きかったと思います。それまではいつも元気だったので、私が入院したと聞いて、周りの人達も驚いたそうです。 面会にもたくさんきてくれたのが、入院中はとても嬉しかったです。当時は新型コロナウイルスの流行前でしたから、普通に面会できて良かったと思っています。 編集部: 現在の体調や普段の過ごし方についても伺えますか? ナオコさん: 今はお腹の状態は落ち着いています。今ではすっかり健康オタクで、体に良い物を積極的に選ぶようになりました。また、ドライブや一人旅、ソロキャンプも休日の楽しみです。 ただ、食べ物によってはお腹を下すこともあるので、そんな時は「自分はクローン病なんだな」と実感します。 クローン病は脂肪分の摂取が良くないため、高カロリー・高たんぱく・低脂肪・低残渣の食事が良いとされています。私も野菜を多めに摂り、脂肪分を控えてグルテンフリーな食事を心掛けています。 編集部: 特に注意していることはありますか? ナオコさん: 私は食欲があるので、肝機能を意識しながら太らない生活になるよう気を付けています。食事と運動のバランスが良い生活を送ると、受診した時の数値もはっきり変わりますから日々気を使っています。 定期的な運動と冷え性改善のためにジムにも時々通っています。あとはストレスを溜めないように休日は好きなことをしているので、周りからはのんきな自由人と思われているようです。