台湾有事「2027年」に注意? 米中が全面衝突で“食べ物に困る”事態も ガソリンや灯油…生活への影響を検証【戦後80年】
■米中が全面衝突なら“悲惨な状況”も
杉原アナウンサー 「もしこうなると、色々な物の値段が上がっていきますよね」 小野解説委員 「さらに深刻なケースでは、中国が台湾に侵攻してアメリカが軍事介入し、戦闘の影響が広い範囲に及ぶ場合です。久谷さんはここまでになる可能性は低いながら、もしそうなったら影響は大きいだろうと話しています」 久谷さん 「おそらくエネルギーだけではなく、全ての貿易財について輸送が制限される状況に近いと想像できます」 「最初は買い占めから始まるんでしょうけども、あらゆる物の値段が上がって、その利用が制限されるというような悲惨な状況にもなりかねない。食べる物にも困るという事態も、もしかするとあるかもしれません」
■過去にも物資不足…戦争を始めた日本
小野解説委員 「振り返ると、日本は太平洋戦争とその前後に深刻な物資の不足がありました。それを思い起こすような事態ですよね」 杉原アナウンサー 「今後こうしたことがあるかもしれないと、今のうちから知っておくことが大切になりますね」 小野解説委員 「日本自身が戦争に突き進んでいった過去がありました。それを胸に刻んで、一人ひとりがどのようにして戦争をさせないか考える時です。外交や経済や文化、様々な面で働きかけることができます。いかがお考えでしょうか」 杉原アナウンサー 「日本テレビでは戦後80年に際し、戦争に関する記録を探しています。戦地や国内で記録された日記・資料・写真・映像など、皆さんがお持ちの情報をお寄せください」
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広島・長崎に原爆が投下され、戦争が終わって80年となります。戦争をした国に生まれた私たちが、二度と戦争を繰り返さないという「誓い」の意味を改めて考えます。情報提供サイトで資料や証言を募集しています。