カーター氏死去、中国主席が深い哀悼の意 「国交樹立の原動力」
[北京 30日 ロイター] - 中国の習近平国家主席は30日、ジミー・カーター元米大統領の死去に哀悼の意を表し、同氏は、同氏は中米国交樹立の「原動力」だったと述べた。 カーター氏は29日、ジョージア州プレーンズの自宅で100歳で死去した。1977年から81年の同氏の任期中に米国は中国と正式に国交を結んだ。 新華社通信によると、習主席はバイデン大統領に送ったメッセージで「深い哀悼の意」を示し、「カーター元大統領は中米国交樹立の原動力で、両国の関係発展と友好交流・協力に重要な貢献をした」と述べた。 その上で「米中関係は世界で最も重要な二国間関係のひとつ」とし、米国と協力して両国関係を前進させていく用意があると語った。 カーター政権が79年に中国は一つであり台湾は中国の一部であるという中国の立場を認め、台湾と断交したことで、米中関係は新たな段階に進んだ。 中国の謝鋒駐米大使はXへの投稿で「中米関係の正常化と発展に対するカーター氏の歴史的な貢献は、中国人民によって永遠に記憶されるだろう」と記した。