災害への備えは「特別なこと」ではない!日常生活に溶け込ませたハードルをあげない“防災10カ条”
被災する前に話し合おう
被災直後は最も混乱する時期。どのように行動するかを事前に決めていないと、さまざまな制約に縛られてしまう。だからこそ、被災する前に家族で話し合っておくことが大切だ。 冨川さんは「事前の取り決めをしておくかしないかによって、その後の生活が変わる」と話す。 事前の取り決めや自分の習慣を把握することで、被災後の行動に備える。そして、命を守ることができた後の心身を健康を保つために備える。日常生活の中で自分にとってなければ困るものを考え、それを備えておくことが防災に近づく第一歩だ。 冨川万美 特定非営利活動法人MAMA‐PLUG(NPO法人ママプラグ)理事。青山学院大学卒業後、大手旅行会社、PR会社を経て、フリーランスに転向。東日本大震災での母子支援を機に、NPO法人ママプラグの設立に携わる。防災に対して、アクティブな姿勢で行動を起こす「アクティブ防災」を提唱し、全国各地でセミナーを行っているほか、東京都の「東京防災」「東京くらし防災」編集・検討委員なども務める。二児の母。
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