リコー、セルフコピー機にキャッシュレス決済やインターネットプリント等の機能を追加するソリューション
株式会社リコーは、セルフコピー機の機能を拡張するパッケージソリューション「RICOH セルフコピーパッケージ」を、11月29日より販売開始すると発表した。 「RICOH セルフコピーパッケージ」は、主に学校や図書館などに設置されているセルフコピー機の機能を拡張するパッケージソリューション。キャッシュレス決済やインターネットプリントの機能を実装するソフトウェア、レシートプリンターやQRコードを読み取るカメラユニットなどのハードウェアをパッケージ化しており、ニーズに合わせて使用する機能を選択できるという。 これを導入すると、セルフコピー機の利用者は、9種類のQRコード決済、交通系電子マネー決済を利用可能になるほか、インターネットプリントについては、事前のユーザー登録やプリンタードライバーの設定が不要で、PCやスマートフォンからのプリント出力を簡単に行えるようになる。 また、初めてセルフコピー機を利用するユーザーでも安心して利用できるよう、印刷前のプレビュー表示や、原稿の読み取り方法の案内機能を搭載。マニュアルなしでも簡単に操作できるユーザーインターフェイスを提供する。 一方で管理者向け機能も強化され、売上管理や柔軟な単価設定、会社ロゴの印字設定をはじめとする多彩なレシート設定を行えるとのこと。 リコーでは、セルフコピー機の主な設置先となる大学・専門学校などの文教市場、役所や図書館などの自治体市場、スーパーなどの流通市場、シェアオフィスやレンタルオフィスなどの不動産市場において、利用者の利便性向上による施設や店舗の利用者増加を見込めるほか、キャッシュレス決済の利用による、両替等の現金取り扱いの手間軽減やコスト削減、管理機能強化による業務効率化にも貢献できると、そのメリットをアピールしている。 対応機種は、RICOH IM C6010/C5510/C5510A/C4510/C4510A/C3510/C3010/C2510の各製品。 1デバイスあたりの月額料金(税別)は、基本ライセンスが700円、「QR決済オプション」が1300円、「交通系電子マネー決済オプション」が3000円、「インターネットプリントオプション」が2000円で、別途、導入設置料金やハードウェア費用、利用する決済サービスの契約なども必要となる。
クラウド Watch,石井 一志