スズキが10年先を見据えた技術戦略を発表。5つの柱を具体例も合わせて紹介
5)リサイクルしやすい易分解(いぶんかい)設計
リサイクルや再利用を前提にした分解しやすい製品設計を行うことで、資源の総使用量を抑制し、今までのリニアエコノミー(直線型経済)ではなく、エネルギー極少化によるサーキュラーエコノミー(循環型経済)を実現する。 インドでは回収システムを構築し、解体から再資源化に向けて取り組みを始めている。地球環境、資源の課題に向けて、サーキュラーエコノミーの実現を目指して活動を進めていく。 会場には、実際に現在の車両に使われているリサイクルパーツや、最近スズキのECサイトで発売された、セルロースを使ったマグカップなどが展示されていた。
スズキの5つの柱による戦略技術は、けっして遠い未来の技術ではなく、おそらく次に登場するモデルには、これらのいずれかが採用される可能性が高い、きわめて身近なものばかりだ。いかにもスズキらしい、「小・少・軽・短・美」によるエネルギーの極小化といえるだろう。
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