薄くて軽くて暖かい! 屋外で働く職人のためにつくられた、ワークマン「バズヒートエアーフーディ」に込められた開発者のこだわりとは
もちろん、「バズヒートエアーフーディ」の魅力はデザインだけではありません。現場の職人さんが着るので、効率的に作業できる工夫を随所に盛り込んでいます。 たとえば、裾の部分は体にフィットするようなつくりになっていて、腕を上下させても裾ができるだけ動かないように配慮しています。
枇杷木: 袖口にサムホールを設けているのは、手の甲まで暖かくなるための工夫です。
枇杷木: 風が強い時に顔周りを温めるため、フードもこのように頭の形にフィットするフォルムにしています。生地には高撥水加工を施しているので、水がかかっても平気ですし、多少汚れても落ちやすくなっています。
枇杷木: また、「バズヒートエアーフーディ」は収納力の高さにも非常にこだわっており、ポケットを6箇所設けています。裾の内ポケットには、ペットボトルを入れることもできます。
枇杷木: 左胸のポケットにはスマートフォンを入れることを想定して、ラミネートによる防滴加工を施しています。
枇杷木: ファスナーのスライダーにもかなりこだわっています。柔らかい素材のスライダーを使っているのですが、なぜだかわかりますか?
山田: 現場での安全性を考慮して、でしょうか?
枇杷木: 「バズヒートエアーフーディ」はパッカブル仕様で、左サイドのポケットを裏返して収納できるようになっているんですが、そのときにスライダーが硬いと生地を破ってしまう危険性があるからなんです。 こうやって収納状態にすると、ちょっとした枕代わりにもなるので、車内で休むときや、キャンプのときなどに便利です。
枇杷木: 細かいポイントですが、収納したときにどの製品かわかるように、製品名に加えてイラストもプリントしています。
山田: これはありがたいですね!ワークマンにはパッカブルの製品が多いので、収納したときにどれがどれか、わからなくなってしまうことがあるんです。 枇杷木: 裏地にも特殊な素材を使っています。山田さん、ちょっと羽織ってみてもらえますか? 山田: 滑りが良くて、すんなりと着られますね。 枇杷木: この製品のために、特別に開発した生地なんです。「バズヒート」シリーズは、売り場ではあまり目立つ存在ではないんですが、こういう細かいところにかなりこだわってつくっています。いわば、“目立たない優等生”という感じです(笑)。