せこすぎる? 追加料金を払わずに、飛行機の窓側席を確保するハックが話題 賛否分かれる
航空券を予約する際、人気のある窓側や通路側の座席指定を有料化している航空会社がある。わずか1000円程度のお金とはいえ、席の指定にお金をかけるのは「もったいない」と感じる人がいるかもしれない。そんなときに試してみたいのが、追加料金を払わずに窓側の席を確保するハックだ。 【解説】追加料金を払わずに飛行機の窓側席を確保する方法
成功率100%で中央席を回避する
「窓側の席の予約に9ドル(約1350円)は払わない」 そう投稿したのは、インスタグラムに45万人のフォロワーを持つ旅行系インフルエンサーのジョーダン・トゥアリー。彼は中央席を避けて、窓側の席を無料で確保する方法について紹介した。 ジョーダンが動画で紹介したのは、ボローニャ発バルセロナ行きのチケットをライアンエアーで予約するときのもの。彼によると、中央席はまだ10席空いていたが、窓側の席や通路側の席を予約するなら9ドルが必要だという。 そこで彼が紹介した方法はこうだ。まず、同じフライトを予約する「ふり」をする。ウェブサイトの表示に従って、大人10人分のチケットを購入するステップを踏む。氏名の欄には適当な名前を入力して、座席選択の画面で、自分が座りたくない中央席をすべて選択して「続行」をクリックする。 彼によると、こうすると選択した席が10分間「ホールド」されるという。そのすきに、自分の本当の名前で予約のプロセスを進めていくと、座席選択画面で表示される座席には、中央席がすべてなくなっていることが確認できるそうだ。そして、本命の窓側の席を追加料金なしで予約する。もちろん、「予約するふり」をしただけの方は、実際に予約することはない。 「このハックのおかげで、何度も中央席に座るのを回避してきた。一度も失敗したことがないし、成功率は100%」と、ジョーダンは自信満々だ。
時間とコストに対する考えで、意見は二分
ジョーダンがこのハックを紹介した投稿には、700以上の「いいね」がつき、6000件以上のコメントが寄せられている。「天才的だ」「アメージング!」「これまでで最高のハックだ」といった声のほか、「インフルエンサーなのに9ドルを払えないの?」「9ドルの節約のために、20ドルの時間をかけるの?」「私なら9ドル払う」のような否定的な声も多い。 どうやら、時間とコストに対する考えの違いで、「9ドルを支払った方が楽」という人と、「多少の手間ががかかっても節約したい」という人に、意見が分かれるようだ。 彼のハックがどの航空会社でも使えるかどうかは不明だが、もし希望の座席指定に追加料金がかかる場面に遭遇したら、この方法を試してみてもいいかもしれない。
文:佐藤まきこ