DeNA・小園健太、飛躍の4年目へ自主トレ独り立ち「どこかしらに甘えがあった。自分で頑張る」
DeNA・小園健太投手(21)が10日、神奈川・横須賀市の球団施設「DOCK」で契約交渉に臨み、野球協約の減額制限(1億円以下は25%)に迫る220万円減となる年俸690万円で更改した。2022年に市和歌山高からドラフト1位で入団した右腕は4月にデビューを果たし、三回途中5失点。その後は1軍での登板がなく「いつまでも期待の選手のままではいられない」と危機感を募らせた。 【写真】度会隆輝と談笑するDeNA・村田修一コーチ「久しぶりに青いユニホームを着られてうれしい」 イースタン・リーグでは18試合に登板し、3勝3敗、防御率4・46だった。右肋骨(ろっこつ)の骨折もあり、日本一を成し遂げたチームの戦力になれず。「うまくいかないことが多かった」と悔やんだ。 これまで自主トレーニングは中日・涌井に師事してきたが、このオフは基本的に単独で行う。「どこかしらに甘えがあった。自分で頑張る」と独り立ちを誓った。詳細は「極秘」と冗談めかしつつ、平均球速の向上と瞬発力の強化を目標に掲げた。「来季に向けて休んでいる暇はない。もう勝負は始まっている」と覚悟をにじませた。 ■小園 健太(こぞの・けんた) 2003(平成15年)4月9日生まれ、21歳。大阪府出身。市和歌山高で3年春に甲子園出場(2回戦敗退)。22年ドラフト1位でDeNA入団。今年4月10日の中日戦で1軍初登板を果たし、2回⅔を5失点で敗戦投手となった。通算成績は1試合で0勝1敗、防御率16・88。185センチ、90キロ。右投げ右打ち。独身。来季年俸690万円。背番号18。