名古屋のマンション価格がそこまで上がらないのはなぜ? 関西・中部圏の新築・中古マンションの最新市況を解説【2024年12月版】
まとめ
東京カンテイの調査によれば、2023年に販売された新築マンションの年収倍率は全国平均で10.09倍(前年比0.43倍拡大)と集計開始以来で初めて10倍を超えた。 三大都市圏では、首都圏が13.07倍(同0.6倍拡大)、近畿圏が11.32倍(同0.39倍拡大)、中部圏は9.27倍(同0.04倍縮小)となった。 首都圏・近畿圏では新築マンションの価格高騰が影響して倍率が拡大した一方、中部圏は新築価格の上昇に比べて平均年収の上昇幅が上回り、前年より倍率が下がっている。金利の上昇傾向を考慮すれば、2024年以降は首都圏と近畿圏でマンションが買いづらい状況が続きそうだ。今後は在庫が増える傾向になりかねず、市場の動きに注意していく必要があるだろう。 ※関西圏は大阪府・兵庫県・京都府・滋賀県・奈良県・和歌山県の6府県エリア ※中部圏は富山県・石川県・福井県・岐阜県・静岡県・愛知県・三重県の7県エリア
神納まお