50代は「働き方」を変える絶好のタイミング。自分のためを主軸にしてみて
50代、子育てなどが落ち着いている人も多い年代、いよいよ自分自身がやりたいように仕事ができるタイミングです。専業主婦から会社員として再就職したのち、50代で起業をしたという中道あんさんに、働くことの考え方について語ってもらいもらいました。
“だれかのために”から“自分のために”働き方の舵をきろう
あなたは、今、なんのために働いていますか? 家族を養っていくため。子どもの学費を稼ぐため。その仕事が好きだから。暇だから。いろいろあるでしょうが、やっぱり「生きていくため」ではないでしょうか。 子どもが社会人になるまでは親には経済的な責任があります。けれど子どもが巣立ったら、仕事は“自分の人生を創るためのもの”であるべきだと思うのです。一般的にそのきり替えの時期にあたるのが、50代。つまり50代は、“だれかのために”から“自分のために”働き方を変えるタイミングなのです。 おひとりさまで、一生懸命に会社に尽くしてきた人であっても、50代になると今までのようにガツガツと働ける気力や体力がなくなってくるもの。また、専業主婦で今まで家族のために生きてきた人なら、これからは自分のために働いてみませんか。 以下は、そのきっかけづくりの問いかけです。 (1) あなたの理想の働き方はどんな感じですか? (2) 毎月どれくらい収入が欲しいですか? (3) 働く以外の時間にしてみたいことはなんですか? (4) どんな時間が人生に必要だと思いますか? (5) どんな仕事をしてみたいですか?
理想の働き方を目指して実践していること
私は会社員時代に“週3日働いて、あとは好きなことをして暮らしたい”と思っていました。ただ、労働時間が短くなれば、それだけ賃金が減るので生活は苦しくなります。そこで、収入は下げずに自由な時間を増やすために起業しました。 おかげさまで収入は増えて、自由な働き方はできてはいますが、遊びの時間は減りました。だから投資を始めたのです。そして、60代になった今、目指しているのは、“働いても、働かなくても、どちらでもいい”という状態をつくること。 昭和生まれ世代は、安定した仕事に就いていれば一生お金に困らないと信じてきた人が多いことでしょう。事実、今までは大多数の生き方をマネしていれば安泰でした。ですが、そんな時代はもう終わり。これからはリスクをどれだけ背負えるかが生み出す富に差を生む時代だということを念頭に置かねばなりません。
ESSEonline編集部