宅配ボックスの普及状況、20代は3人に1人が「自宅にある」。世帯年収別では、1000万円以上の世帯は38%が所有
アフィリエイトプラットフォームの開発・運用を手がけるフォーイットが実施した宅配ボックスの普及状況に関する調査によると、自宅に宅配ボックスがある割合は23.8%、年代別で見ると20歳代の設置率が最も高い33.0%、世帯年収別で見ると1001万円以上の世帯の設置率が最も高い37.7%だった。調査対象は全国の20歳代~60歳代までの男女500人。
自宅に宅配ボックスがあるかを聞いたところ、「ある」は23.8%、「ない(設置を検討している)」は11.8%で、約35%が宅配ボックスを利用している、もしくは利用する予定という。「ない(設置の予定はない)」は64.4%だった。
年代別で見ると、宅配ボックスがあると回答した割合は、20歳代が33.0%、30歳代が31.0%。40歳代は22.0%、50歳代は同12.0%、60歳代は同21.0%だった。
2020年以降コロナ対策でネットショッピングの需要が拡大し、その後も多くのユーザーが利用を継続。「ECサイト、オークション、フリマサイトの利用頻度が特に高いと考えられる若年層では、宅配ボックスが設置されている物件を選んだり、自分で設置したりする方が多いと推察される。都心では宅配ボックス付きの賃貸マンションが多いことも、若年層の宅配ボックス利用率の高さに影響している可能性が伺える」(フォーイット)としている。
未婚・既婚別で見ると、「ある」は未婚者が21.9%、既婚者が25.8%、「ない(設置を検討している)」は未婚者が10.4%、既婚者が13.3%。「ない(設置の予定はない)」は未婚者が67.7%、既婚者が60.8%。「既婚の方は家を建てる際に宅配ボックスを設置したり、あらかじめ設置されているファミリー向けの物件を選んだりするケースが多いのかもしれない」(フォーイット)と推測している。
世帯年収別で見ると、自宅に宅配ボックスがあると回答した割合は、収入に比例して多くなっている。宅配ボックスの普及率は、世帯年収が500万円以下の層で17.7%だが、501万円~1000万円の層では27.1%、1001万円以上の層では37.7%。「年収が高い方の場合は富裕層向けの高級物件に住んでいる方も多いと考えられ、セキュリティ上の理由から宅配ボックスが設置されているケースが多いことが推察される」(フォーイット)
□ 調査概要 ・調査エリア:全国 ・調査対象者:20歳~69歳の男女 ・調査方法:ネットリサーチ ・調査期間:2024年11月15日 ・回収サンプル数:500人 ・調査主体:フォーイット