驚異の時短…2分で乗降・清掃、JR東日本が中央線にグリーン車
JR東日本は2025年春に中央線快速・青梅線でサービス開始予定のグリーン車で、2分程度の折り返し停車時間で乗客の乗降と清掃などの車内整備の完了させる。同社路線で屈指の高頻度で折り返し運転する中央線快速に対応するため、車両の工夫などで驚異の時短を実現する。 近年鉄道各社は着席ニーズに応えるため指定席サービスを拡充しており、中央線快速も「かなりのニーズがある」(喜勢陽一社長)。同線での実現のため、多くの乗客が乗降できる両開きドア(写真)や自動回転式の座席を2階建てグリーン車で初めて採用するなど、車両に工夫を施した。 座席定員は2両合計で180人。座席は回転式リクライニングシートで、全席に電源コンセントやテーブルを備える。 10月13日以降にグリーン車2両を連結した12両編成の電車を順次導入する。サービス開始まで、お試し期間としてグリーン料金不要で乗車できる。サービス開始時の料金は首都圏他線区と同程度。