【写真蔵】フィアットのBEV第2弾は、500eのお姉さん的なコンパクトSUV「600e」
1955年代の初代「600」や500eのデザインアクセントを継承
2024年9月、ステランティス ジャパンはフィアット ブランドのBEV第2弾「600e(セイチェント イー)を日本導入開始した。そのディテールを写真で紹介しよう。 【写真はこちら】 丸みのあるフォルムにLEDヘッドランプによる独特の目つきは妹分の500eと似ているが、よく見るとけっこう違う。(全15枚)
車名から想像されるように、600eは2022年に日本デビューを果たした500eのお姉さん的モデルだ。ただし、単に500eを大きくしただけではなく、ゆったりした居住性や広いラゲッジルームが与えられている。 1955年代の初代「600」や500eのデザインアクセントを継承した、丸みのあるフォルムやLEDランプ、そしてグロスブラックのアクセントを効果的に用いている。500eよりは長めのプロポーションだがオーバーハングは短く、ウエッジシェイプを少し強めてフロントはシャークノーズ風にするなど、可愛い中にも精悍さを感じさせる。 インテリアはアイボリーが基調で、丸形のメータークラスターや2スポークのステアリングホイールなどは、初代600からインスパイアされた。シート地はアイボリーのエコレザーで、FIATロゴが型押しされ、ターコイズブルーのステッチがアクセントで入れられている。 前輪を駆動するモーターは115kWと270Nmを発生し、WLTCモードの一充電航続距離は493km。充電は普通充電とCHAdeMO規格の急速充電に対応する。安全&快適装備も充実しており、趣味性の強い500eよりは実用性の高いコンパクトSUVのBEVである600eは、その可愛いスタイルも相まって日本でも人気を呼びそうだ。
フィアット 600e ラ・プリマ 主要諸元
●全長×全幅×全高:4200×1780×1595mm ●ホイールベース:2560mm ●車両重量:1580kg ●モーター:交流同期電動機 ●最高出力:115kW(160ps)/4070ー7500rpm ●最大トルク:270Nm/500-4060rpm ●バッテリー総電力量:54.06kWh ●WLTCモード航続距離:493km ●駆動方式:FWD ●タイヤサイズ:215/55R18 ●車両価格(税込):585万円
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