“カスハラ”についてどう思う?元CA芸人・CRAZY COCO「全てを真に受けて自分を責めていたらやっていけない」
クレームは感情から生まれる。冷静でロジカルでないと要望は伝わらない
――逆に、サービスを提供される側の立場で要求を伝えたい時は、どういったコミュニケーションをとるとうまくいくと思いますか。 CRAZY COCO: 航空会社に対して、サービス面で変えてほしいことや会社への要望をキャビンアテンダントに言われても、私たちじゃ対応できないんですよね。だから私たちとしては「ご意見ありがとうございます」とお伝えしつつ、会社の問い合わせフォームをご紹介するしかないんです。「私は下っ端なので全くパワーがなくて、ぜひお客様のご意見を会社にわかっていただきたいので、良かったらこちらに書いていただけますか」とうまく誘導することを心がけていました。 クレームは感情から生まれるものなので、度を超えると私たちもしかるべき対応を取ることになってしまいます。だから、ちゃんと冷静になって、ロジカルに話してくれないと要望は絶対に伝わらないということをわかっていてほしいです。 ----- CRAZY COCO 1986年生まれ、大阪府出身。お笑い芸人。27歳でエミレーツ航空のキャビンアテンダントに転職し、35歳で脱サラしてお笑い芸人に。キャビンアテンダントだった自身の経験を生かして、「東京CAと関西CAの違い」「オツボネCA」など経歴を生かしたネタ動画がSNSやYouTubeで注目される。テレビやラジオなどで活躍するほか、2023年にエッセイ本『元CA芸人 CRAZY COCOの夢へのフライト直行便』(ヨシモトブックス発行)を発売。 文:稲垣恵美 (この動画記事は、TBSラジオ「荻上チキ・Session」とYahoo! JAPANが共同で制作しました) Yahoo!ニュース Voiceでは、あなたのコメントを募集しています。なおコメント投稿にあたってご自身の個人情報やそれに準ずる情報の記載をすることはお控えください。