【スーパーテスト】「BMW M4クーペ コンペティションxDrive」Life Cycle Impulse(フェイスリフト)を受けた新型を徹底テスト!
BMW M4クーペ コンペティションxDrive:四輪駆動のBMW M4コンペティションは、まだ我々のテストには登場していない。そこで、530馬力のLCIモデルを入手し、スーパートテストを実施した。これが現在最高のM4なのだろうか?
LCI – Life Cycle Impulse。BMWはマイナーチェンジ(フェイスリフト)をこう呼ぶ。通常、ヘッドライト、フロントバンパー、リアライトの変更、パワーユニットの改良、多数のインテリアの改良が主である。そして、「BMW M4」が最近、ひっそりと秘密裏に受けたのがこのLCIである。
ガルヒングのスタッフは、それについて大騒ぎはしなかった。なぜなら、一つにはクーペの販売が非常に好調であること、もう一つには、それほど改善すべき点がないからだ。確かに、我々や一部の顧客は、あちこちにいくつかの小さな欠点を見つけているが、それほどひどいものではない。しかし、時代に合わせて動き、BMWのクオリティラインに適応しなければならない。すべてのモデルがカーブドディスプレイを望んでいるし、そして、そして、そして。
では、なぜ「M4」を再びスーパーテストとして選んだのか?少しパワーアップしたことと、新しいライトが理由?イエスでもありノーでもある。サーキットや高速道路のコーナーで、もう少しパワーが欲しいと思うことはよくある。なにより、「M4」の全輪駆動バージョンの徹底的なテストはまだ行っていなかった。 編集部で4×4のバリエーションを試したのは、駆動コンセプト(M4、ゴルフ、911)を比較したときが一度きりだ。その結果、四輪駆動車の方が1秒ちょっと速かったが、後輪駆動の「M4」の方が、はるかに運転が楽しかった。「M4」の全モデルは異なる出力レベルを持つようになった。「M4マニュアル480馬力」、「コンペティション510馬力」、そしてこのxDrive搭載の「コンペティション530馬力」である。 計測機器を車に取り付ける前に、「M4」におけるLCIの意味と、510馬力の全輪駆動「M4」の価格プレミアムである約1万ユーロ(約165万円)に対して得られる付加価値について簡単に説明したいと思う。外観上は、ヘッドライトとテールライトを除いて、ほとんど何も変わっていない。 ヘッドライトは新しいデザインのデイタイムランニングライトが採用され、リアには限定1,000台の特別モデルである「M4 CSL」と同じ繊細なイルミネーションが採用されている。インテリアでは、フェイスリフト前に大型の湾曲ディスプレイがすでに採用されていたが、新しくなったのはステアリングホイールで、下部が大幅にフラットになっている。
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