日本酒ユーチューバーの事業断念後、「圧倒的な優しさ」にひかれた移住先の魅力発信「都会が全てじゃない」
今回のサーモン丼の発信業務の受託は、評判を聞いて六花茶屋に食べに行き、久末社長にあいさつしたのがきっかけだった。移住後間もなくの成果に、「仕事のやりがいは過去最高レベル。豊前に来て本当に良かった」と語る。
11月29日には、久末社長らが入賞報告で豊前市役所を訪問したのにも同行し、晴れ姿を撮影した。久末社長は「次から次にいろいろな人と知り合い、常に豊前のアピールを考えてくれる」と感謝する。
同店のPR業務だけでなく、現在は人脈を広げて、市内のインテリア店の広報や配達も担うようになった。最近はクリエイターの仕事への思いが膨らんでいる。
「自分らしく輝ける場所に住んで働けることは、どれだけ幸せなことだろう」。自身を必要とする人たちがいる豊前に愛着を深め、そう思う。「都会が全てじゃない」と、これからは豊前の魅力をネットで発信し、移住者増にも貢献したいと考えている。(杉尾毅)