大阪府・吉村知事が定例会見3月25日(全文2)往来自粛要請は意味があった
専決処分になった理由は?
読売新聞:読売新聞の松久です。補正予算のことについて教えてください。きのうが議会の最終日で閉会日だったんですけれども今回、専決処分になった理由っていうのを教えていただければと思います。 吉村:まず国が10日に出された基本方針を踏まえて計数の整理、そして緊急で組まなきゃいけないということで時間的余裕のない中での補正予算の編成だったということが挙げられるというふうに思っています。今回、概要を発表しましたけど、あす専決処分をする、今、最後の計数整理をしてますから、またこれも最終確定ではなくて、最終確定したものについてはあすの2時ぐらいだったかな、皆さんに最後の報道提供しますが、その段階でようやく数字が確定するというものだと思っています。そして数字が確定し次第、これはもうすでに進めているのもあります。予備費でやってるやつもありますから、4月1日からやんなきゃいけないのもありということで緊急の専決処分を打って、予算を執行していくということになろうかと思います。 このあと国が、いつか分かりませんけど、今、国で議論されている大型の補正予算が組まれると思うので、それに合わせて、それプラス、大阪府でどういうことをするのかということも今、検討を進めている最中ですから、その補正予算についてはちょっと時間の余裕はできるのかなとは思ってます。それは4月か、ちょっと国がどうなるか分かりませんけど当然、国の補正が整ってからということになりますが、国の方針が整ってからということになりますが、加えて今これとは、プラスアルファの次に打つべき補正予算の検討もすでに入っているという状況です、大阪府として。
整理に時間が掛かるケースとは何か?
読売新聞:先ほどケースの整理に時間が掛かるんだとおっしゃってましたけど、このケースっていうのは。 吉村:計数、お金の金額の計数です。 読売新聞:了解です。追加で、もう1つ教えてください。3連休の呼び掛けに関してなんですけれども、【****00:31:45】知事の自粛要請でどれぐらい往来が減ったかっていうことを分析したりする方針がありましたら教えていただければ。 吉村:分析といってもこの往来数を調べるというわけにはなかなかいかないと思いますので、実際問題、難しいだろうというふうに思っています。この方針を出したのも3連休という行楽日和でいろんな形で移動される方がいらっしゃると思いましたから、それは車であったり電車だけじゃなく公共交通もあるでしょうし、いろんな往来の仕方があったと思いますが、その抑制を呼び掛けたということです。結果については国で示している試算が出てますから、これと横にらみをしながら3月27日までに患者が586人、4月3日までに患者が3374人、そういった数字になるのかどうか、そういったことも含めながら効果っていうのは見極めていきたいと思います。 併せて重要な効果としては、やはりそこのこの数字もオープンにして呼び掛けることによって大阪府、それから兵庫県において急激な、爆発的な感染拡大の可能性があると。そしてそれはどこか訳分かんないテレビのコメンテーターじゃなくて、国の専門者会議の、特に【第一 00:33:03】研究をされている方、北海道の西浦先生が作った資料がベースになってると、厚労省が持ってきたものだということを前提にして進めてますから、非常にそういうふうなリスクがあるということを大阪府民の皆さん、兵庫県民の皆さんと共有できたというのも非常に大きな効果だと思っています。