大阪府・吉村知事が定例会見3月25日(全文2)往来自粛要請は意味があった
テレワークの取り組みは?
時事通信:新型コロナ対策の一環でお聞きしたいんですけれども、職員の方のテレワークに関してです。2月18日の時点だと体制が未整備として職員の方へのテレワークというのを導入しない方針を示されていました。これから、来週から新年度ということでテレワーク、あるいはこれに準じた形の全庁的な業務対応というのが何かあれば教えてください。 吉村:まず新年度の調査費として1600万円を計上もいたしました。そして庁内のICT環境を整えていくということで、まさに検討に入っている状況です。併せてスマートシティ戦略部が4月からできますので、スマートシティ戦略部が旗振り役になってテレワークを含む府内のICT環境の整備というのはぜひ進めていきたいなというふうに思います。 なかなか役所でテレワークが進まないというのは、まずこれまで役所仕事というのは紙を使うのが非常に多い、紙ベースの仕事がいまだに非常に多い。やっぱりこの業務体制も改めていかなきゃいかんと思っています。僕が知事になってから3レスということで、ペーパーレス、はんこレス、キャッシュレスというのを掲げて今、徐々に進めています。だけど業務の在り方っていうのがやっぱりICTにちなんだ仕事のやり方っていうのを今までやってこなかった部分がありますし、それが染み付いている部分があるので、そこをスマートシティ戦略部門で打ち立ての計画も作りましたから、そこでテレワークを実施できるように役所の仕事のやり方というのを、やっぱり変えていかないといけないだろうなというふうに思っています。
役所は紙ベースの仕事が多い
何かこの情報、特に役所の場合は個人情報も扱ったりしますから、パソコンを記者の皆さんみたいに、こうやって自分のを持ち帰って自由に持ち運びできるような体制にはしてませんし、そんな中で、加えてやっぱり紙ベースの仕事が多いという、古い仕事のやり方が多いから、これを変えていかないといけないだろうなと。たぶん扱う情報が非常に重要な情報なので、そこのセキュリティーも確保しないといけないのでそういったところでテレワークというのは今までちょっとそこは役所は向いてこなかった方向ですけど、これを機に僕はやっぱり役所もテレワークを進めていける方向でやっていく。その旗振り役はスマートシティ戦略部にやってもらおうというふうに思っています。 その分というか、今の新型コロナ対策という意味であれば、新たに時差出勤というのも早々に今、導入もしましたから時差出勤を利用されてる方もいらっしゃいます。10時半の出勤も、そういう選択も認めましたので、9時半、10時か。 男性:10時。 吉村:10時か。9時半、10時、そういう選択肢もありますから、時差出勤をしながら満員電車を避けてる、混雑を避けてる部分もありますが、長い目で見たときはやっぱりテレワークというのは重要、必要になってくるんだろうと思います。そこの旗振り役はスマートシティ戦略部で進めていこうと思っています。 時事通信:幹事社からは以上です。 司会:それでは次のご質問をお受けいたします。