【吉村洋文氏が生出演】共同代表に前原誠司氏を選んだ決め手は?大阪都構想は完全に諦めた?維新の立て直しにはどう取り組む? 視聴者や出演者から質問をぶつけてみました
12月1日に行われた日本維新の会の代表選で約8割の票を集めて選ばれた吉村洋文新代表が2日、大阪府庁で取材に応じ「日本維新の会が再出発するチャンスと思っている」と語りました。 吉村新代表は国会議員を束ねる共同代表には前原誠司氏を充てる意向を示しました。前原氏は、民主党時代に党の代表を務め、国土交通大臣や外務大臣を歴任しました。国民民主党に渡ってからは党の代表代行を務めましたが、今年10月に日本維新の会に合流していました。吉村新代表は党三役も決め、当選2期目の若手議員で揃えました。 「newsおかえり」では代表選翌日の2日、吉村新代表を番組に招き、視聴者や出演者から質問をぶつけてみました。
共同代表に前原誠司氏 背景は?
(Q.なぜ前原氏を共同代表に推しているのですか?) 賛否両論があることをわかった上で指名しました。理由を一言で言うと経験と実績。とりわけ、国交大臣時代の関西空港と大阪(伊丹)空港を民営化するためのプロセスは「すごいな」と評価しています。層が薄い維新の若手国会議員団の若手を兄貴分として支えてもらいたいと思っています。 (Q.前原さんは衆院選直前の10月に維新に合流。内部で反発はないのか?) 前原氏は確かに入ってこられたばかりですが、若手の意見も柔軟に聞いてくれているという声がすごく多い。 また、政策を維新として進めていくために僕の考えもきちんと伝えました。例えば飲み食い政治をしないということなどです。前原氏にも受け入れてもらっています。 (Q.維新は合流と離散を繰り返しているが大丈夫?) 確かに維新は離合集散することがあったが、かつてより維新のはえぬきのメンバーも増えてきています。前原氏についても、政党と政党の合流というよりも前原氏個人が維新に入ったという印象が強いです。それを前提に体制を整えたいと思います。
吉村氏は、日本維新の会の党三役についても起用方針を固めています。幹事長に岩谷良平衆院議員(44・大阪13区)、政調会長に青柳仁志衆院議員(46・大阪14区)、総務会長に阿部司衆院議員(42・東京12区)をそれぞれ充てる方針です。 この人選について吉村氏は「新しい感覚で新しいメンバーが古い政治にぶつかり、思う存分やってもらいたい。大暴れしてほしい」と話しました。