衛星「だいち4号」H3に搭載へ 地震や豪雨など状況把握に
JAXAは23日、地震や豪雨など災害時の状況把握に使う地球観測衛星「だいち4号」を、国産新型のH3ロケット3号機で種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げる方針を示した。目標は2024年度内で、5月下旬にも実施するH3本体の点検も踏まえて詳細な時期を決める。 だいち4号は当初、H3の2号機で打ち上げる計画だったが、昨年3月の1号機失敗で「だいち3号」が失われ、搭載が見送られた経緯がある。23日に開かれた文部科学省の専門家会合では、性能確認用の模擬衛星を載せた2号機が今年2月に打ち上げに成功したことが評価され、3号機への搭載が了承された。