【60代「NYでパートナー探し」の道⑧】マッチングアプリでもやっぱり大切なのは“見た目”!意外と効果があったのは…
セックスレスが原因で夫と協議離婚することになり、マッチングアプリでパートナー探しに励んでいたNY在住のファッションジャーナリスト杉本佳子さん。マッチングアプリで意気投合し、いざデートでご本人に会うと…「あれ?」とガッカリしてしまうこともしばしば。NYを舞台に大人世代の恋愛、婚活をルポする連載、60代「NYでパートナー探し」の道・第8回は、とても大切な「見た目」について。人間、心惹かれるのは“きれいな見た目”、そのために何をどう努力すればいい?
ーーー 私は料理も花も景色も人も、まずはきれいな見た目に惹きつけられるものと思います。 マッチングアプリでも、普通はまず写真を見て、好みかどうかチェックするでしょう。もっとも、女性の場合はきれいに加工できるアプリを使う人が多いと思います。 私は実際に会った時に、「写真と同じで良かった!」と言われたことが何度かありました。私も軽くフィルターかけていたのですが、なるべくわざとらしくない、自然にみえる程度のフィルターにしていました。 女性だって、実際会ってみて、見た目が全然違っていたらがっかりするじゃないですか。 マッチングアプリで知り合った人とランチの約束をして出かけ、「あの写真って何年前の写真ですか?それとも甥っ子の写真でも載せてたの?」と、口に出しては言わなかったけど、ランチを食べながらそう思ったことがありました。もちろん、2度目はなし! こういう場合は、たとえランチをおごってくれたとしても、時間を無駄にされたと感じます。 以来、可能であれば会う前にビデオチャットするようにしたのですが、「あれ、こんなに太っている人だったっけ?なんか写真と違う」と思う人に2人続けて遭遇したことがありました。話しているうちに、2人共「コロナ太り」したことを白状。自己管理できない人、という印象をもち、その方々とはビデオチャット1回しただけでおしまいにしました。 見た目という点では、エレガントな所作もきれいに見せる上で大事だと思います。いくらきれいにヘアメイクをし、お洒落な服を着ていたとしても、所作がきれいでなかったら、きれいに見えませんよね。 私は立ち姿、歩き方など、きれいに見える所作に自信がありませんでした。 コロナの最中、当時大学生だった息子がある晩電話をかけてきて、「コロナ助成金を受けられることになったから、ママもう仕送りしなくていいよ」と言ってきました。浮いたお金を何に使おうかなと考え、そういえば!と思いついたことがありました。 それは、関西にある、エレガントにみえる立ち方や歩き方を教えている教室のことです。何年か前にその教室の存在を知り、習いたいと思ったものの、ニューヨークに住んでいるために通うことはできず、私には無理と諦めていました。 ですが、コロナで対面式の教室はできなくなっているはず、もしかしたらオンラインクラスをやっているかもしれないと思い調べてみたところ、案の定オンラインクラスをしていました。 早速申し込んで、マンツーマンのクラスを3ヶ月ほど受け、所作に少し自信をもてるようになりました!息子は自分に送られていた仕送りが、私の「女磨き」に回されたとは想像もしていないでしょうが、私は助成金に感謝しました。 また、お付き合いする人ができた時に、化粧した顔とすっぴんであまりにも差があるとドン引きされるのではと気がかりでした。付き合い始めの頃は彼が起きる前にこっそり化粧したとしても、そんなことそうそう続けられるものではありません。