“路上の伝説”が終了!朝倉未来が自らの口で引退を正式発表し13年の格闘家人生に幕!
29日、朝倉未来がSNSを更新し「自分が戦うのは一旦終わり」と引退を発表した。 7月28日に48000人のさいたまスーパーアリーナ・スタジアムバージョンで開催された『超RIZIN.3』。メインイベントで平本蓮に1RKO負けした未来は無言で会場を後にしていた。 この試合で負けたら引退を宣言していた未来は、SNSで「沢山の応援ありがとうございました 4万人の景色見れて良かった!格闘技が好きなので練習は続けるし、色んな選手のサポートをしたり、格闘技界に貢献していけたらと思う 自分が戦うのは一旦終わりにします 19歳から地下格闘技でデビューして32歳まで色んな体験をさせてもらいました 格闘技が人生だったと思う ありがとうございました」と投稿。正式に格闘家として引退する発表を行った。 さらにYoutubeにて「期待に添えずすいません。派手に散りましたね(苦笑)結構清々しい気持ちというか、もちろん悔しいですけど。格闘技を引退させていただきます。長い間ありがとうございました。最後の試合がこんなに盛り上がって始めての景色が見えた事うれしく思うし、なんか昨日の大会見てても新時代に突入したなと思うから。自分の性格上中途半端な感じで続けるのが好きじゃないというか、今回試合前コンディションも良かったし過去一番強い状態だったと思います。フェザー級のベルトも狙えると思ってたし、そんな中であの結果だったんでまあここまでかなって思いもあるので。しっかり考えて出した答えです」と自分の口で思いを語った。
【朝倉・兄 ジェネラルキャンサー】朝倉未来は2013年に19歳でTHE OUTSIDERに参戦し、2015年に【キング・オブ・アウトサイダー 格闘彫師】吉永啓之輔を倒し65-70kg級王座を、【格闘集団CARASの一撃拳神】樋口武大を倒し60-65級王座を同時戴冠。戴冠同日には【横浜義道会初代総長 濱の狂犬】黒石高大が引退試合を行っており、弟の【朝倉・弟 エンペラースコーピオン】朝倉海とともに朝倉兄弟がTHE OUTSIDERの新たな顔となっていった。 その後2018年に「今ここまで格闘技と真剣に向き合えてるのもアウトサイダーのおかげだと思っているので感謝してます。5年前ぐらいにこのリングでデビューしたんですけど、今日アウトサイダーデビュー戦の人もいると思うんですけど、そういう選手の目標になれるようにこれから活躍していきたいと思うので変わらず応援よろしくお願いします。前田さんお世話になりました」とTHE OUTSIDERを卒業。 同年RIZINと契約し活躍。2021年にアドバイザーを務める形でBREAKING DOWNの立ち上げメンバーとなり、Youtuberとしても実業家としても成功を収めた。 昨今アイドルプロデュースやアパレル事業など様々なことを行う中で試合数が減っていき、超RIZINでフロイド・メイウェザー・ジュニアとの戦い、ヴガール・ケラモフとのフェザー級王座戦、平本蓮とのラストマン・スタンディング王座戦と連敗し、今回の引退となった。 平本は「多分復活は絶対すると思うんで、辞めないでほしいですね。朝倉未来の人間力は試合してなくても感じますし、して感じたこともあります。する前から感じてたこともあります。辞めないでほしいです。俺も引退撤回したんで、あなたも引退撤回してください」とメッセージを送っており、榊原信行CEOは「結果を含めて、僕がどれだけJTTに通って口説いたところで引退を取り消すような気持ちにさせられるかどうか、それは分からないけども、僕はなんとか未来にはこのまま終わってほしくないなという思いを持っている。『まあ1回とにかく休め。時間を置いて話そう』という会話をしたんですけど、本人は『分かりました!じゃあお願いします!』って感じでもなく。どこまでその言葉を理解してもらえてるかなと。でも周りには海とかみんなもいたんで、しっかり支えようねって話をした次第です」と状況を語っている。 THE OUTSIDER旗揚げから10年目で朝倉未来は卒業。RIZINが来年10年目を迎える今、日本格闘技界を盛り上げた未来から次の世代へバトンが託された。