2024年F1第14戦ベルギーGP決勝トップ10ドライバーコメントまとめ(1)
2024年F1第14戦ベルギーGPの決勝レースで6位~10位に入賞したドライバーたちが日曜日を振り返った。6位~10位のドライバーはカルロス・サインツ(フェラーリ)、セルジオ・ペレス(レッドブル)、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、エステバン・オコン(アルピーヌ)、ダニエル・リカルド(RB)だ。 【写真】2024年F1第14戦ベルギーGP 10位に入賞したダニエル・リカルド(RB) ■ダニエル・リカルド(ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チーム) 決勝=10位(44周/44周) 13番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ハード (※ラッセルの失格が決まる前のコメント) 今日は昨日ととても似た日だった。2ストップのレースをとてもうまく実行したと感じるので、それについてはとても満足している。でも残念ながら他のドライバーたちもそうだったし、さらに彼らの方が少しペースが良かったために、僕たちが報われるような結果に届かなかった。 エステバン(・オコン/アルピーヌ)は、全体的に僕たちより少し速くて、タイヤも新しかった。最後の数周、10番手を維持しようとベストを尽くしたから、自分の最終結果にがっかりしている。 でも、ポジティブな週末だった。満足した気持ちでスパを去ることができる。サマーブレイクに入るのも楽しみだ。休み明けに、この数戦の勢いを保ち、ザントフォールトでレースに戻るのを楽しみにしている。 ■エステバン・オコン(BWTアルピーヌF1チーム) 決勝=9位(44周/44周) 9番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード コース上での激しい戦いの末に、チームに1ポイント(注:最終結果では2点)を持ち帰ることができてうれしい。 最初から最後までペースは良くて、ケメル・ストレートでオーバーテイクをするのに十分なストレートスピードもあったから、最終的にトップ10に食い込むことができた。ポジティブな点としては、当然のことながら、全般的なレースペースやタイヤマネジメントが挙げられるだろう。もう少し違うやり方をすれば、あとひとつ上の順位でフィニッシュできたかもしれないけど、それは今後に向けての課題として再検討しようと思う。最初からレースに焦点を合わせて、それに適したクルマのセットアップをしたのは良い判断だった。 この後、僕はあと何日かスパにとどまり、ピレリのタイヤテストをしてから、夏休みを迎えることになっている。 ■フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム) 決勝=8位(44周/44周) 8番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード 9位(注:最終結果は8位)という結果、そして激しい戦いの末に2ポイント(注:実際には4ポイント)を得たことに満足している。 今日は何種類かの異なる戦略を用意していた。まずミディアムでの最初のスティントを延ばし、ハードタイヤでもうまくペースのマネジメントができて、タイヤのデグラデーションもそれほどひどくなかった。当初はセーフティカーが出る可能性を考えていたのだが、それがなかったので、だったらこのスティントも延ばして1ストップで行ってもいいだろうと思ったんだ。この判断が当たって、どうにかポイントを獲得できた。 ひとまずはこの短い休暇、そして充電のための時間を楽しみにしているよ。これからも戦い続けるつもりでいる。シーズン後半に向けて、改善すべきこともいくつかあるしね。 ■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング) 決勝=7位(44周/44周) 2番グリッド/タイヤ:ミディアム→ミディアム→ハード→ソフト ファステストラップ:1分44秒701(44周目) 2番グリッドからスタートし、ファーストスティントでは上位を争い、レースが順調に進み、集団のなかにとどまることができた。序盤のルイスとのバトルはかなり激しいもので、ホイール同士が接した瞬間があった。 セカンドスティントのある時点で、他の全員がハードタイヤを履いている時にミディアムタイヤで戦い、それがうまくいかず、ペースが全くなくて、プッシュするのが難しかった。 何が間違っていたのかを理解する必要がある。マシンに多くの変更を施したが、それをドライコンディションで試す機会がなかった。予選とはコンディションが全く異なっていた。 残念ながら戦略で大幅にタイムをロスし、最終スティントで大きな妥協を強いられた。最後にファステストラップを記録し、ポイントを追加した。それが今日できた最大の成果だった。 このところ、僕にとってはローラーコースターのような展開が続いている。チームとして改めて体勢を整えて、サマーブレイク中に時間をとって、すべてを理解し、シーズン後半に向けて良いスタートを切りたい。 サマーブレイク中に、家族と過ごし、良いトレーニングルーティンに戻り、リセットする機会を楽しみにしている。チャンピオンシップの道のりはまだ先が長い。 (レース後にF1チャンネルに対して語り)本当にひどいレースだった。セカンドスティントでミディアムタイヤを履いたことで、状況が複雑になった。プッシュしなければならない時に大きく響き、デグラデーションがとてもひどかった。とても短いスティントにしなければならず、それがレースタイムに影響したと思う。 後ろにトラフィックがあるところにミディアムタイヤで飛び込んだんだ。本当に厳しい状況だった。今日の僕たちはタイヤをうまく持たせることができず、バランスも悪かった。 なぜあれほど短いスティントにしたのか僕には分からない。ミディアムタイヤ2セットを使ったことが、かなり響いたと思う。 ■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ) 決勝=6位(44周/44周) 7番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム→ハード 難しいレースだった。僕は周りのみんなとは違う戦略でスタートしようと決めた。レースのスタートと最初のスティントはとても良かった。ただ、残念なことに、この戦略をアドバンテージとして生かすには、ペースが十分ではなかったと思う。 いろいろな理由から、シーズンの前半戦はチャレンジングなものだった。でも、夏休み明けには、もっと強くなって戻って来られると確信している。みんな、応援ありがとう。ザントフォールトで会おう! [オートスポーツweb 2024年07月30日]