川のコイがかみちぎられた!宮崎市で釣り上げられたのは沖縄以北にはいないはずの凶暴なサメ"オオメジロザメ"なぜ?【MRTニュース2024を振り返る】
オオメジロザメの体長は1メートル26センチ、重さは18.5キロ。 現在、神奈川県の博物館に、標本として保存されている。 ■主に熱帯に生息 沖縄より北には生息しないとされていたオオメジロザメ 主に熱帯に生息し、沖縄より北には生息しないとされていたオオメジロザメが、なぜ、大淀川にいるのか。 宮崎大学出身で日本さかな専門学校の講師、緒方悠輝也さんに聞いた。 (日本さかな専門学校講師 緒方悠輝也さん) 「最近海水温が少しずつ上昇していることもあって、こちら(宮崎)にも出てこられるようになっているのではないかなと思っている」 今回、河野さんによって釣り上げられたオオメジロザメだが、気になるのは、まだ、別のサメがいるかどうか… 緒方さんは次のように推測する。 (日本さかな専門学校講師 緒方悠輝也さん) 「一度に1~14匹の子どもを生むことが知られているので、宮崎県の近くで出産したとしたら、兄弟がいてもおかしくはないと思う」 ■水辺に近づく際の注意点は 海外ではサーファーなどがオオメジロザメに襲われる事故も起きている。 緒方さんは水辺に近づく際は、次の点に注意するよう呼びかけている。 (日本さかな専門学校講師 緒方悠輝也さん) 「こういうサメが身近にいるということを知ったうえで、水辺に近寄ることが大事。何か違和感感じたら、すぐに水場から離れるとか、流血した状態で水に近寄らないとか、遠目に見て何か魚の死骸、食われたような魚の死骸とかがあるようなら近寄らないとか、遭遇する前にそういうことを徹底するしかないと思う」 ■海外の話のように思うが、身近に生息している (スタジオ) 粉川真一アナウンサー 今回の話を聞いてみると、宮崎の周辺には危険なサメが普段から何匹かいる雰囲気かと思うのですが・・・ 加藤沙知アナウンサー VTRにもありましたが、釣りあげられたオオメジロザメは1m26cmあったということですけれども、個体によってはもっと大きくなるなることもあるわけですよね…?