「178万円絶対やるべき」と維新・吉村代表「壁」引き上げ巡り 与党は維新・国民を天秤に?キーマン直撃
政局のキーマンである日本維新の会の吉村洋文代表が関西テレビ「newsランナー」に生出演。 ■【動画で見る】<103万円の壁>「178万絶対やるべき」維新・吉村代表 「決裂なら『不信任』も」国民・玉木議員 与党は「維新と国民を天秤に…」 多くの方が気になっている、注目の「年収103万円の壁」について、維新はどのような対応をとっていくのか、吉村代表に聞きました。
■「103万円の壁」撤廃 訴えて躍進した国民民主
【国民民主党 玉木雄一郎代表(ことし10月当時)】「国民の、皆さんの、あなたの手取りを増やす!」 今、世間から最も熱い注目を集めている政策「103万円の壁」の撤廃。 現在、年収が103万円を超えれば、所得税がかかり始めますが、国民民主党はこれを「178万円」に引き上げることを訴え、ことし10月の衆議院選挙で議席を4倍に増やす躍進を遂げました。 過半数割れした与党は、予算成立などで協力を得るためにこの政策を飲むかと思われましたが、自民党・公明が打ち出したのは、「123万円」。 【国民民主党 玉木雄一郎衆院議員】「『123万円』では全く足りない。予算案に賛成することはありえない」 国民民主は反発し、協議は来年へ持ち越しとなりました。
■与党の強気の背景に「日本維新の会」が?
いったいなぜ与党は強気なのか…。 その背景にいると指摘されているのが、日本維新の会です。 【日本維新の会 前原誠司共同代表】「教育無償化について、3党の会議体ができた」 自民、公明両党と日本維新の会が、所得制限のない高校授業料の無償化を「優先的に」議論することなどで、一致したのです。 「103万円の壁撤廃」の国民民主党か、「教育無償化」の日本維新の会か、を与党が両天秤にかけているとも言われる今の状況。 本当に、道は2つに1つなのでしょうか?
■「103万円の壁」が変われば、年間の手取りは?
「103万円の壁」が変われば、年間の手取りはどうなるのでしょうか。 国民民主党の玉木衆院議員のXから年収ごとにまとめてある表を引用しました。 これによると、例えば、年収500万円の人が与党案の123万円まで引き上がるとなれば、年間で1万円手取りがアップします。 一方で、国民民主案の178万円まで引き上げることになれば、年間の手取りは13万2000円アップすることになるということです。
【関連記事】
- ■橋下家“家訓”は『バイト代は103万円を1円でも超えるべからず』 教育費高騰の現状を「知らなさすぎ」と自民党議員を批判
- ■診療技術あっても「コンピューター苦手」で廃業の高齢医師 『マイナ保険証』に医師ら集団提訴 「患者さんにも申し訳ない。悔しい…」疑問抱く医師
- ■「限界ニュータウン」新築時2600万円が113万円 「だまされたとは思わないけど…」 “バブル期”開発 街から離れ病院も学校もなく
- ■中学教師が「セックス」指導 “コンドームの付け方実践”や“出産シーン鑑賞”に挑戦 先生セックス何回したことある?」なんて質問も
- ■危険な花「アツミゲシ」 淡路島で大量自生…麻薬やアヘンの原料となるケシの花 県が撤去に乗り出す