「178万円絶対やるべき」と維新・吉村代表「壁」引き上げ巡り 与党は維新・国民を天秤に?キーマン直撃
■吉村氏 『103万円の壁』の突破して178万円、これは絶対やるべき
この議論について、日本維新の会の吉村洋文代表に直撃しました。 (Q.「103万円の壁」の引き上げについてどういうふうに考えている?) 【日本維新の会 吉村洋文代表】「僕、これは賛成です。大賛成。よく(この問題のニュースなどで)前原さんの写真が出てくるんですけど、前原さんと玉木さんがぶつかったことがあるので、よく出されるんですけど、僕自身は当然、日本維新の会の代表ですし、『103万円の壁』の突破して178万円、これは絶対やるべきだと思います」 「できると思いますよ。国の税収は2020年で60兆だったのが今、78兆の予算ですから。ということは、20兆円弱ぐらい国税で増えてるわけです」 「僕はそれに加えて、予算も大きくなってるので、歳出改革も一緒にやったらいいと思うんですけど、でもこれは僕、絶対やるべきだと思う」 (Q. 「103万円の壁」撤廃も、「教育無償化」も2つとも実現する?) 【日本維新の会 吉村洋文代表】「高校無償化は、ぜひ僕は本当にやりたい。本気なんです。大阪府知事として大阪府でやってますから。増税することなく、大阪の財政立て直して、改革で財源を生み出しててやってるので、大阪府民だけじゃなくて、全国やりたい。これはもう、偽りざる気持ちなんです」
■与党は維新と国民民主を「天秤にかけている」とも
与党は日本維新の会と国民民主党を「天秤にかけている」とも言われています。 日本維新の会は、高校無償化を4月から始めることを条件に予算に賛成するとしています。これに必要な予算は6000億円です。 一方で、国民民主党が訴える年収の壁を178万円にした場合、税収が約7.8兆円が地方税も含めて減ってしまうことになります。 与党とすると、政策実現のためにかかるお金を考えると、「維新と組む方がいいんじゃないか」という発想にもなりますが、そのあたりは吉村代表としてはどう考えているのでしょうか。 【日本維新の会 吉村洋文代表】「今の説明でちょっと間違いがあったので、訂正させていただきたいんですけど、『これをすれば予算に賛成する』とは言ってないし、そのつもりも特にないです。だから予算に賛成しますという話じゃない。もちろん心の底から実現したいです。だけれども、だから本予算に賛成しますかがイコールの話じゃないと思ってます。(Q.反対する可能性も?)もちろんです」
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