出不精な夫が実は家の周りで子どもにさせていた「お出かけ」より貴重な経験とは?
夫に子どもを遊びに連れていってほしいとお願いしても、近所の散歩や近くの公園ばかり。 『もっと動物園とか博物館とか、可愛い子どもに経験値を増やして上げたいと思わないの?』と聞いてみると、ハッとする返答が…。 子どもは210円以下! 1/2から行ける「科学館・博物館」おすすめ3選 子どもにたくさんの経験を積んでほしいけど仕事が忙しくてなかなか遠出ができない… お金もかかるしSNSに上がっているような場所にいくつも行けない… 習いごとを沢山させているお友達をみると、自分の子と差がつきそうで怖い… まわりと比べ、つい不安になってしまいがちですが、親が提供できる”子どもの経験”って何だろう? 我が家で起こったある出来事をもとに、一緒に考えていきたいです。
夫婦の間にあった幼少期の経験値のギャップ
経験値と聞くと、どこかお出かけに連れて行ったり、初めてのことを体験させるイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか。 私自身も、“子どもに経験させる”こと=“いつもと違った場所にお出かけに行く”、“四季を感じさせる”ことだと考えていました。 私が小さい頃、父が週末家に居られる職業だったので、お出かけが多い家庭で育ったことも影響しています。 一方で、我が夫の腰は非常に重く、雪を見せてあげたいと言ってもそれほど乗り気ではないし、博物館や動物園も自分から一緒に行くことはほぼありません。 夫はお出かけに頻繁に連れて行ってもらう家庭ではなかったようで、夫婦間で育ってきた環境や考え方にギャップがありました。
考え方の違いで言い合いに?
私が頼めば子どもと一緒にお出かけしてくれるものの、可愛い息子にもっといろいろな経験をさせたくないのか!?と悶々とし、ついにその不満が爆発。 ある日、自宅で仕事をする必要があったため、夫に2時間ほど息子を連れ出してほしいとお願いしました。 二人の帰宅後、何をしてきたか聞いてみると、「近所を散歩してぐるっと回り、頼まれた買い物をするためにスーパーに寄って、公園で少し遊んでおやつを買って戻ってきた」というのです。 息子を連れて出かけてほしいとお願いすると毎回このパターン。 何かもっと電車に乗ったりいつもと違う公園に行ったり、サッカーやボール遊びをしたり、そういうのないの!? なんでいつもその辺で面倒臭そうに済ませるのかわからない…と、半分キレモードで夫に当たりました。 すると「俺は俺なりに息子に経験させてきたつもりだ」というんです。 近所の散歩に頼まれたものを買いに行くだけのどこが経験なのか…と思いませんか? この話、なんと夫婦で深夜にまで及ぶ大議論になったのです。