【京都・十条】大人でも夢中になる楽しさ♡「atelier京ばあむ」でバームクーヘン作りを体験してきた!
バームクーヘンを綺麗に焼くポイント①よこづけ
まずは「よこづけ」。よこづけとは、バームクーヘンの端の部分に生地をつけて焼き、鉄芯とバームクーヘンを固定することだそうです。生地をすくって思いっきり流します! 鉄芯とバームクーヘンを固定するためなので、焼き上がったら切り取るそう。体験時に試食できるのは、この切り取られる端の部分です。よこづけをするタイミングは、先ほど紹介した積み木に記されています。この積み木の指示通りに作業を行っていけば、綺麗なバームクーヘンがいつの間にか完成するという、考え抜かれたプログラムです。
バームクーヘンを綺麗に焼くポイント②きじたし
綺麗に焼くためのポイント、2つ目は「きじたし」です。手前の生地皿に、新しい生地を補充する作業のこと。作業が進むにつれて、オーブンのそばで生地はどんどん温まってしまうため、新しい生地を足して温度を均一にする役割もあるのだとか。きじたしは体験中、3回行います。準備されていた生地を流し込んで…入っていた生地と混ぜ合わせます。
バームクーヘンを綺麗に焼くポイント③こぶとり
最後は「こぶとり」。バームクーヘンの鉄芯は絶えず回転しているため、遠心力で端に生地が寄ってしまい、こぶができたような状態になってしまいます。そのこぶをとる、形状を整える作業のことをこぶとりと言うそうです。生地をつけた後に、ゴムベラをそっとあてて形を整えます。焼き上がりの形状に影響する大切な作業で、集中力が必要です…! 以上、3つのポイントを抑えながらタイマーを使って順番に焼いていきます。オーブンの隣に手順が書いてあるので、忘れそうになったらチェック! また職人の方も常に見守ってアドバイスしてくれるので、失敗することはほとんどないそうです。
1層1層重ねて育てて…まるで我が子のように可愛いバームクーヘン完成!
以上の作業を繰り返して少しずつ太くなっていくバームクーヘン、約40分ほどで完成です! 作るというより「育てる」感覚で、いつの間にか愛着も湧いていました。出来立てはとても熱いので、オーブンから外すのは職人の方に任せましょう。よこづけで焼いた端の生地を切り取り、鉄芯から外してもらいます。切り取った生地はその場で試食! 焼きたてのバームクーヘンは本当に美味しく、しっとりしています。ちなみに生地は「京ばあむ」と同じ老舗茶舗「森半」の宇治抹茶を使用。お茶の苦味をしっかり感じられます! 最後に、持ち帰り用の箱の包み紙を選択。絵を描いたりメッセージを書いたりアレンジもできます! 完成です! バームクーヘンの焼成を通して「自分で焼く楽しさ」はもちろん、「お菓子づくりを学ぶ」こともできました。自宅ではできないバームクーヘン作りは貴重な経験になること間違いなし。大人も子供もハマってしまう人が多いそうですよ。ぜひチャレンジしてみてくださいね!