74歳ひとり暮らし、家に「ゴミ箱」を置かない理由4つ。部屋もごちゃつかず、すっきり
台所にあるのは簡易的な「ゴミ入れ」
さてわが家の台所の手すりにぶら下がっているゴミ入れは、スーパーの荷台などに設置されているロール状の薄いポリ袋です。私は買った商品のほとんどを、この袋に入れて帰ります。家では、どの商品も軽く消毒してから各所に収めるくらいですから、たとえ包装がしてあっても、そのままマイバッグに食品をいれるのが、衛生上はばかれるからです。 帰宅後、汁こぼれでなどで汚れた袋以外は、ちょっときれいな箱に入れて取っておくのです。その薄くて小さな袋こそが、わが家の主要ゴミ入れなのです。 数少ないゴミ捨て場を台所にしたくらいですから、捨てるもののほとんどは生ゴミではありますが、それがあまり多くありません。ですから有料ゴミ袋を買う頻度も、ゴミ集積場に通う頻度も少なくてすみます。 生ゴミで最も腐敗しやすい食品といえば、当然生モノであり、なかでも魚の内臓や骨などはこの暑い時季、手ごわいですね。しっかり紙に包みます。でもなるべく食べてしまえる部分は食べてしまい、生ゴミそのものを減らせばいいのです。野菜の皮やヘタや種などそのほとんどが食べられることや、とかく捨てがちな部位にこそ、栄養価が詰まっていることを再認識するとお得ですよ。 「まずい!」だけを食べない理由にしないで、食への新たな挑戦と受け止めて食べるようにしたいものです。キーウィやミカンの皮、ピーマンの種、ゴーヤの綿や種、バナナの筋など、捨てるには惜しい存在です。スイカの白い部分も漬物にするほどです。 というわけで、今後も引き続きゴミの量を減らす工夫をしていきたいものです。
小笠原洋子