【MLB】ビーバーがガーディアンズと再契約へ オプトアウト付きの2年2600万ドル 他球団からのオファー蹴る
2020年にサイ・ヤング賞を受賞したシェーン・ビーバーがガーディアンズに残留することになった。日本時間12月7日、米公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、ガーディアンズは自軍からFAとなったビーバーと再契約を結ぶことで合意。条件は1年1000万ドル+選手オプション1年(年俸1600万ドルまたはバイアウト400万ドル)となっており、実質的には「オプトアウト付きの2年2600万ドル」の契約ということになる。 2024年シーズンの主要アワード受賞者まとめ この再契約は、1年前の時点では誰も予想できなかったはずだ。ビーバーの実績を考えると、資金力に乏しいガーディアンズがビーバーを引き留めるのはほぼ不可能。しかし、今季好スタートを切ったビーバーが2試合に登板しただけでトミー・ジョン手術を受けることになったため、ガーディアンズが再契約を結ぶ道が開かれた。米メディアによると、ビーバーのもとには他球団からより高額なオファーが届いていたようだが、ビーバーはガーディアンズ残留を希望し、ガーディアンズからのオファーを受け入れたという。 現在29歳のビーバーは2018年にメジャーデビューし、翌2019年には自己最多の15勝&259奪三振をマーク。地元開催のオールスター・ゲームではMVPに選ばれた。短縮シーズンとなった2020年は8勝1敗、防御率1.63、122奪三振という好成績で投手三冠とともにサイ・ヤング賞を受賞。それ以降、快進撃にはやや陰りが見え始めていたが、それでも2022年には13勝8敗、防御率2.88、198奪三振としっかり結果を残し、初のゴールドグラブ賞に輝いた。 今季は開幕から2試合に先発して12イニングを投げ、2勝0敗、防御率0.00、20奪三振、わずか1与四球という最高のスタート。ところが、右ひじが悲鳴を上げてトミー・ジョン手術を受けることになり、来季の開幕に間に合わないことが確実となっている。1年1400万ドルまたは2年2600万ドルとなる今回の契約。トミー・ジョン手術のリハビリを終えて無事に戦列復帰を果たしたとき、ビーバーは再びガーディアンズのエースとしてマウンドに立つことになる。