大阪キタ・お初天神裏参道「バルストリート」話題に
大阪・キタにある飲食街「お初天神裏参道」が話題 THE PAGE大阪
大阪・キタにある飲食街「お初天神裏参道」が今、話題を呼んでいる。というのも、長い間、ほとんど閉鎖されていたエリアだったが、3月20日に突然12店舗が一気にグランドオープンしたからだ。いったい、どういうことなのか。しかも2か月がすぎた現在も連日客が押しかけており、新たな人気スポットになっているという。そんな話題のストリートをのぞいてみた。
「毎日が縁日」というテーマのストリート
ご存知の人もいると思うが、「お初天神裏参道」は60年の歴史を持つ「お初天神商店街」の脇道に新しくできたバルストリートだ。「毎日が縁日」というテーマで、大阪を代表する飲食店が軒を連ねている。オープンして2か月経ったが、大勢の男女が押すな押すなで、随分と脚光を浴びているようだ。ちなみに同時にオープンした12店舗は以下。 「French tapas & Wine le comptoir(ル・コントワ)」「大衆酒場ながはま」「にくや萬野 お初天神裏参道店」「焼とんyaたゆたゆお初天神店」「炭焼笑店 陽 お初天神」「トラットリアeバール MARIA」「かき鐵(かきてつ)」「活海老バル orb 裏参道」「ソネザキ ハイライト」「串カツ&ジャーサラダAGEHA」「炭火串焼 そら」「喜多郎寿し」。
ネットのSNSや口コミで広まる
これら以外に、古くから営業している3店舗も変わらずに営業している。 「ここは土地開発の影響で、(土地の)権利がずっと宙に浮いていたんです。それで長く閉鎖されていましたが、いろんな裁判を経て、1人の不動産屋のオーナーさんが権利を1つにまとめました。それで、今回のオープンにこぎつけたんです。土地、飲食、デザインと、3つのグループが中心となって、どういうエリアにするか、提案しながら開発を手がけました。ヨーロッパの路地裏を意識した造りで、建物もお洒落になっています。それと、特徴はこの一画は私道なので、店舗の外で“外飲み”ができることです」 こう話すのは、デザインを手掛けた「The DINING」の取締役、小田桐健太郎さんだ。同エリアでは「ル・コントワ」と「炭火串焼き そら」を経営している。 営業時間は各店まちまちだが、午後4時くらいから深夜まででも営業している。食事時は満杯ながら、早い時間や遅がけの時間帯なら予約なしでも大丈夫だという。 「オープン以来、口コミやインターネットのSNSなどを通じて情報が広がり、最近はどの店も混雑しているようです。リピーターが大半を占め、各店をハシゴするお客さんも多いです。第1期は12店舗オープンで、申し込みが殺到しましたが、バランスよく、いい店が集まったと思います。さらに第2期の募集もします。最終的には、27店舗まで広がる予定です」(小田桐取締役)とのこと。