選挙報道でSNSに見劣りするオールドメディア「選挙が意味のない『お祭り』になる危惧」2024年の県知事選と衆院選に2025年夏の参院選【熊本発】
2025年夏の参院選 自民・現職に野党候補者は?
一方、2025年夏の参議院選挙。熊本県内でも1議席をめぐり、与野党の動きが加速するとみられる。 3回目の当選を狙うのは自民党・現職の馬場成志さん。10月の衆院選では自民党県連の選対本部で総選挙長を務め、次は、自身の選挙戦に臨む。12月8日には、現職の国会議員として八代市に入り、国交省の砂防事業の着工式に参加した。 馬場議員は「来年も厳しい状況の中で選挙戦に突入することが考えられるが、(県の課題や展望の)一つひとつを着実に手伝えるように働きたい。そのためには県民と会える機会を少しでもつくって、理解を広げる努力をしたい」と述べた。 一方、熊本県内の野党は候補者の擁立を急いでいて、立憲民主党県連の鎌田聡代表は「(衆院選の)結果も踏まえて、来年の参院選こそはなんとしても議席を獲得したいという思いで候補者選考を進めている。(これまでの野党共闘の)枠組みの外の政党にもしっかり応援してもらえる人を選びたい」と、これまでの『野党共闘』の枠組みを超えた他の政党とも連携を検討している。 また、日本維新の会・熊本支部の井坂隆寛幹事長は「候補者擁立を検討中」。参政党県連の髙井千歳会長は、「候補者を擁立する予定」としている。 こうした中、立憲民主党の野田代表と日本維新の会の吉村代表は、12月8日のフジテレビの番組に出演し、来年の参院選で野党の候補者の一本化を進める方針で一致した。 衆院選で、維新の前職として東京7区から出馬したが、立憲との候補者一本化ができず議席を失った元熊本県副知事の小野泰輔さんは、こうした動きについて「参院選の1人区(の候補者を)どうやって調整するかが一番大事。本気で(与党の)過半数割れを参議院でも実現するんだというそういう本気度合いをちゃんと国民に見せることだと思う」と述べた。 一方で、小野さんは今後、維新を離党し、熊本を中心に無所属で活動を続けるという。小野さんは「参院選はどこどこから(出ないか)みたいな話とか、あるいはどっかの首長とか、『どっかでやらないか』という声は当然いただいてはいる」と話す。 参院選などへの出馬の打診を受けていることを明かしたが、「政治家にこだわらず幅広く物事を見ていきたい」と述べた。 自民1強が続く熊本で野党がどう存在感を高めるのか、今後の参院選に向けた動きが注目される。 (テレビ熊本)
テレビ熊本
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