息子が手足口病になったときのことを描いた漫画のカット（はんままさん提供）

　息子が手足口病になったときのことを描いた漫画が、Instagramで5900以上のいいねを集めて話題になっています。 【漫画】本編を読む　 　手足口病にかかってしまった次男。ポツンと発疹が出た翌日から高熱や全身の発疹に悩まされ、母はつきっきりで看病します。喉の痛みで食事ができず、痩せていく次男を見るのもせつなくて…。「手足口病は、本当に大変ですよね」「うちも大惨事でした」「わが家は夫以外うつりました」など、同じように家族が手足口病にかかったという読者からは、共感やねぎらいの声が上がっています。

家族感染は免れた

　この漫画を描いたのは、3人の子を持つ「はんまま」さんです。Instagramやブログ「はんまま家」で日常の出来事を漫画にして発表しています。はんままさんに、作品についてのお話を聞きました。 Q.今回の漫画を描いたきっかけを教えてください。 はんままさん「次男のヨウが大人になったときに、『こんな病気をしたんだな。こうやって看病していたんだな』と私が思い出したかったから描きました（笑）。また、わが家と同じように、お子さんが手足口病にかかって大変な人たちの励みになればと思ったことも、この漫画を描いたきっかけです」 Q.ヨウくんが手足口病だと分かったときの心境を教えてください。 はんままさん「保育園からは『手足口病が流行中』と聞いていたので、覚悟はしていたものの、初めはショックでした。口元の発疹を見つけたときは、『いよいよ来たー！』と思いました」 Q.ヨウくんのお兄ちゃんやお姉ちゃんは、今まで手足口病にかかったことはありましたか。 はんままさん「わが家の子どもたちは、末っ子のヨウ以外はかかったことはありませんでした。なので、『家族感染も時間の問題だな…』とヒヤヒヤしながら過ごしていました。結局うつらずに済んだのですが、なぜうつらなかったのか……最大の謎です」 Q.はんままさんが、ずっとそばについて看病していたそうですが、どのようなことが大変でしたか。 はんままさん「口の中や喉を痛がり食事が取れなかったので、どんどん痩せていくのを見るのがつらかったです。夜中は、暑さと痛みで何度も起きるので、私も数日間はあまり眠れず疲弊しました。発疹の痛みで歩行もままならないため、抱っこでの移動も大変でした」 Q.今回の作品について、どのような意見が寄せられていますか。 はんままさん「体験談や励ましのコメントをたくさん頂きました！　治った後、爪や皮がむけることがあるのを一番心配していたのですが、いろいろ覚悟をさせてくれる貴重なコメントばかりでした」