35平米、夫婦ふたり暮らしが「今年手放してよかったもの」。アイロンやトイレブラシは不要だった
狭い家でもものを減らすことで、生活空間にゆとりが生まれます。35平米の小さな賃貸マンションで夫婦で暮らすミニマリストの村上はなさん(30歳)も、定期的にものを見極め続けた結果、ものだけではなく家事も手放せるようになり、時間と心にゆとりができたと語ります。ここでは、村上さんに今年手放してよかったものを5つ教えてもらいました。 【写真】すっきりしたトイレ
1:アイロンとアイロン台
もともと私も夫もボタンつきのシャツが好きで、アイロンとアイロン台は必需品でした。しかしきれいにアイロンをかけても、荷物を背負ったり、座ったりするとシワがつきます。気づいたら、アイロンを使わなくなっていました。 一年以上使っていなかったので、アイロンとアイロン台を手放すことに。手放した当初は「いつか使うかも」と不安でしたが、今のところ困っていません。 現在もシャツが好きでよく着ますが、シワをあえて持ち味にしてファッションを楽しんでいます。夫は、シワになりにくい服を選ぶようになりました。 年齢とともに嗜好が変わるので、定期的にものを見直して、今の自分にあったものをもつことが大切だと感じました。
2:トイレブラシ
きっかけは、トイレ掃除が好きな夫から「トイレブラシを手放したい」と相談されたことでした。床にものが置いてあると掃除の度にどかす手間が発生するし、なによりも汚れが付着しているであろうブラシを置いておくことに抵抗があると言うのです。 そこで、思いきってトイレブラシを手放しました。 今はトイレに行くたびに、便座裏についた水はねをトイレットペーパーでふいています。目につく汚れは、汚した人がトイレシートでふき取ってから出るようにしています。 トイレブラシがなくなったことで、こまめに掃除するきっかけになりました。蓄積された汚れを時間をかけて落とすよりも、毎日コツコツ掃除する方が個人的にはラクだと感じています。
3:ダイニングチェア
もともと私は、ワーキングチェアとダイニングチェアの2脚を持っていました。ただ、ロボット掃除機を稼働させるたびにイスを机に上げなければならず、日々ストレスに感じていました。 狭い家だからこそ、イスは一脚あれば充分だと思い、手放すことにしました。 すると今まで手間に感じていたイスの掃除が、毎週末できるようになりました。本当にお気に入りの一脚に厳選したからこそ、ますます愛着が湧いて大切にできるように。 キャスターがついているので、持ち上げる手間なく作業部屋とリビングを行ったり来たりでき、意外と便利です。 イスは目的別に分けるものだと思っていましたが、私には一脚が適切な量だったのだと気づきました。